仕事のパフォーマンスが上がる! ストレスが消える!朝5時半起きのススメ
COLUMN

みなさんは、何時に起床していますか?
早起きの人、朝でかけるギリギリの時間まで寝ていたいという人、
人によって起床時間はさまざまかもしれません。
でも、人間がベストコンディションでいるためには朝5時半起きの習慣が大切という説も。
その根拠を探ってみると……。
体内時計は25時間!? 24時間に調整するために必要なのは?
1日は誰にとっても24時間。でも、実はヒトの遺伝子では、体内時計は25時間に設定されています。
この1時間ほどのズレを解消してくれるのが、朝の太陽の光。
朝の太陽の光を浴びることで、人に眠気を感じさせるホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられて、体内時計が25時間から24時間に前倒しされるのです。
「朝なぜかスッキリ目覚められない」という人は、このメラトニンの働きを太陽の光を浴びて抑制することで、スッキリ起きられるとも言われているほどです。
国立天文台のHPによると、2016年の東京の日の出は
春分の日(3月20日)は5時45分
夏至(6月21日)は4時25分
秋分の日(9月22日)は5時29分
冬至(12月21日)は6時47分
となると、朝、何時に起きるのがベストなのでしょうか?
医学博士でスリープクリニック調布院長遠藤拓郎氏によると、朝4時台の起床は心身への負担が大きく、6時台だと十分な時間の余裕が生まれないため、5時半に起きるのがベストだそう。
ちょっと早すぎるのでは?と思う人も、次の章でその根拠を探ってみましょう。
5時半起きの余裕がほかの人と差をつける
昼から夜にかけては体温が上がっているため、誰でも仕事のパフォーマンスが上げやすいと言われています。
そのため、仕事のできる人とできない人とでは、午前中に圧倒的な差がつくのです。
また睡眠中、人間の脳は休息を取ると同時に、前日の出来事を整理し、記憶のポケットにしまっています。
つまり、朝起きたときが一番脳がスッキリしている状態。
創造力を発揮して、アイデアを思いつく時間帯なのです。
午前中一杯そのパワーを維持し続けるためにも、しっかり朝ご飯を食べることが大切。
エネルギーのもとになるコルチゾールというホルモンは寝ている間に分泌されますが、午前10時くらいには切れてしまうからです。
その点でも5時半に起床すれば、余裕を持って朝ごはんを食べ、ちょっと早めにオフィスに出勤できますね。
そうすれば、午前中の脳はフル回転。
電話も鳴らず、誰もいないオフィスであれば尚一層、いいアイデアが浮かんだり、資料チェックなどの作業にも集中することができます。
また前出の遠藤氏によると、朝方にしっかり太陽の光を浴びることで、うつ病を治療したり、ストレスを解消したりできることも実験で判明しているのだとか。
早起きは三文の徳と言いますが、実際いろいろなメリットがありそうです。
いかがでしたでしょうか?
仕事をパワフルにポジティブに頑張りたい!と思っているなら、ぜひ5時半起き習慣を実施してみてください。
【参考文献】
『世界一の「睡眠の専門医」が教える! 朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!』(フォレスト出版)
文/阿部桃子