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夢が疲れる…夢を見ずにぐっすり眠る方法とは?

「人に追いかけられる夢のせいで、寝たのに疲れた」とか、「悪夢で目が覚めてしまう」など、夢をみて疲れることに悩んでいる人は多いようです。なぜ、夢で疲れるのか? 夢を見ない方法はあるのか? 調べてみました。

夢をみて疲れることと、レム睡眠・ノンレム睡眠の関係

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。レム睡眠は浅い眠りで脳は覚醒に近く身体は休んでいる状態なので、“身体の眠り”とも言われています。昼間起きているときに得た情報は、記憶に残すものと消去するものに整理されるのですが、記憶するものを脳の海馬に蓄積する作業はレム睡眠のときに行なわれているそうです。

一方、ノンレム睡眠は身体も脳も休んでいる状態の深い睡眠で“脳の眠り”とも言われています。身体の健康を保つために必要なホルモンの分泌を促すのはノンレム睡眠のときに行なわれています。

レム睡眠とノンレム睡眠は交互に現われ、個人差はありますが平均して約90分周期で一晩に4回程度、一定の周期で繰り返されることがわかっています。そして、夢はレム睡眠のときに多くみると言われています。ノンレム睡眠のときにも夢をみるのですが、記憶しておくことができないと考えられています。

通常であれば一定の周期で繰り返されるレム睡眠とノンレム睡眠ですが、何かしらの原因でこの周期が崩れてレム睡眠の時間が長くなってしまうと、脳を休ませるはずのノンレム睡眠の時間が少なくなり、寝ても脳の疲れを回復することができなくなります。実際は脳が疲れているのですが、レム睡眠のときに見た夢が記憶されるため、目覚めたときに「夢をみて疲れる」と感じるのだと思います。

9時間以上の睡眠で悪夢をみやすくなる!?

夢をみて疲れると思う理由のひとつに“悪夢”があります。悪夢にもいろいろありますが、例えば、誰かに追いかけられて走って逃げているような夢は、まさに悪夢と言えますね。

近年、悪夢と睡眠時間の関連性について興味深い結果が発表されました。イギリスのオックスフォード大学の研究によると、夜の睡眠時間が9時間を上回ると、悪夢を見やすくなるというのです。ただし、9時間以上の睡眠時間は悪夢の頻度と関連していますが、悪夢の恐ろしさの程度とは関連しないことが分かったそうです。

人に追いかけられて逃げ回るような悪夢のときは、実際に足も動いています。これは脳が足に動くように指示しているからです。夢をみて疲れると思うのは脳が疲労していることが原因です。悪夢をみないようにするには、睡眠時間は長くても9時間以内にするほうがよいでしょう。

できるだけ悪夢をみないようにする方法

夢をみて疲れるという場合は、レム睡眠とノンレム睡眠のバランスを保ち、悪夢を避けることが必要です。以下の主なポイントを参考に、生活環境や行動を見直してみましょう。

【睡眠環境】

身体を締め付けるような衣類や寝心地のよくない枕・寝具は、寝苦しさがあり眠りを浅くします。自分の身体や季節に合わせた快適な衣類や寝具を使いましょう。

【就寝直前の食事】

寝る直前に食事をすると消化するために血液が胃に集中するため、脳の活動が制限されてしまいます。その結果、悪夢をみやすくなるとも言われています。

【アルコール】

アルコールには睡眠を誘発する作用がありますが、眠りを浅くする作用もあるので寝酒の習慣がある人はアルコール度数や摂取量などの見直しをするとよいでしょう。

夢で疲れるという状態が長く続くときは、うつ病などの精神疾患の場合もあるので、気になるときは早めに受診してください。

【参考文献】
『睡眠と脳の科学』(祥伝社)
・熟睡研究所
http://komesan.co.jp/blog/2018/01/26/yume-tsukareru/
http://komesan.co.jp/blog/2016/07/30/post-1204/
・人民網日本語版
http://j.people.com.cn/n3/2017/0809/c95952-9252722.html

文/高橋晴美

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