質の高い睡眠をとるには? 間違った睡眠習慣3選
COLUMN

質の高い睡眠をとりたいというのは、きっと万人の願い。でも、もしかしたら日々の何げない習慣や間違った思い込みのせいで、質の高い睡眠を遠ざけてしまっていることもあります。睡眠のためには避けた方がいい習慣、心当たりがないかチェックしてみてください。
眠れないときは、目を閉じて横になっていればいい!?
いつも通りベッドに入ったのに眠れない。「あと6時間しか眠れないのに…」「なんで眠れないんだろう」。少しでも長く眠りたくてベッドのなかで目を閉じ、がんばって眠ろうとすればするほど、目が冴えてしまった経験はありませんか?
そういうときは、一度ベッドから出て、眠くなるまでリビングなど別の場所でリラックスして過ごすのが、質の高い睡眠をとるためのポイント。暗めの明かりでリラックスできる音楽を聞いたり、あたたかいハーブティーを飲んだり。また単調な作業をすると眠くなると言われているので洗濯ものを畳むなどの家事をするのもいいそうです。
ベッドに横になって目を閉じていれば身体が少しは休まるかもしれませんが、眠りたいのに眠れないという時間が続いてしまうのは、睡眠の満足度を下げてしまうことに。また、「ベッドに入る=眠れない」という恐怖心につながってしまうこともあるそうです。眠れない時は潔くベッドから出てみてください。
日々の睡眠不足は、休日の質の高い睡眠でたっぷり補給!?
仕事や勉強が忙しいと、ウィークデーの睡眠時間が不足しがち。毎朝、眠い目をこすりながらがんばって起きて通勤・通学して乗り切ったら、週末はたっぷり寝たいというかたも多いのでは?
日々の睡眠不足を休日に補うことは、悪いことではありません。ただし、いつもより2~3時間を越えて寝てしまっている場合は注意が必要とのこと。休日に遅く起きてしまったら、今度は夜に眠れなくなってしまって、夜ふかしをすることに。結果、翌日は仕事や学校があるのに、夜眠れず、睡眠不足になるといった悪循環に陥ってしまいます。
また、あまり長く寝過ぎると、眠りが浅くなってしまい、睡眠の満足感が得にくくなるとも言われています。休日といえども昼まで寝るようなことはしないで、朝の太陽の光を浴びて睡眠のリズムを整えておきたいですね。
ガッツリ食べて飲んで、明日のためにすぐに寝る!?
遅くまで仕事をがんばって、身体はクタクタ、おなかはペコペコ。夕飯ではなく、もはや夜食とも言える時間に、揚げ物やラーメンなどの夜ごはんを食べたり晩酌をしたりして、終わったら早々に翌日のためにベッドに入っていませんか?
こってりとした食事をとってすぐに眠ると、質の高い睡眠を遠ざけてしまいます。これは身体が消化吸収活動に一生懸命になって、眠りを妨げてしまうため。また、カフェインや煙草、アルコール類も寝る3時間前以降は避けたほうがいいと言われています。リラックス効果があると思われがちなお酒ですが、眠る前に飲むと眠りを浅くしてしまうそうです。
夜遅くなってしまったときは、米やパン、ジャガイモ、パスタなどの炭水化物を中心としたメニューがおすすめ。炭水化物が分解されてつくられるブドウ糖は、眠りを促す働きをする『トリプトファン』を脳に送り込むことを助けてくれるそうです。
意外とやってしまいがちな、質の高い睡眠を遠ざけてしまっている習慣。心当たりがあるかたは、できることから改善してみてください。
【参考文献】
『起床術 どうしても「スッキリ起きられない」あなたへ』(河出書房)
『脳が若返る快眠の技術』(KADOKAWA)
『ここぞというときに力が出せる 睡眠の3鉄則』(主婦と生活社)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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