寒くてよく眠れない夜こそ、入浴剤の効果を浴びる!
COLUMN

身体を温め、眠りに導いてくれるのが入浴です。より楽しみたいなら、入浴剤をプラスして。寒くてよく眠れない夜に活用したい、入浴剤の効果について解説します。
よく眠れない夜に、入浴のメリットを倍増させる
「寒くてよく眠れないかも」という夜に、簡単に身体を温めてくれるのが入浴です。リラックス効果や疲労回復なども含め、入浴だけでも効果は多いのですが、さらなる効果アップが見込める優秀グッズが入浴剤です。
入浴剤の主な効果
保温
美肌・保湿
血行促進
肩こり、腰痛、筋肉痛などの緩和
清浄
リラックス
身体を温めるには無機塩素系、疲労回復には炭酸ガス系
入浴剤は、含まれる成分によって種類や効果はさまざまです。日ごろから買い揃えておき、その日の体調などによって替えると、より充実したバスタイムを過ごすことができます。寒くてよく眠れない夜は、特に試してみてください。
主な入浴剤の種類
無機塩類系……主成分が硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウムなどの、スタンダードなタイプ。湯あたりが柔らかく、保温効果が期待でき、入浴後の湯冷めを防ぐ働きもあります。「寒くてよく眠れない」という人向き。
炭酸ガス系……炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどが主成分で、シュワシュワと泡を出しながら溶けるタイプ。血のめぐりがよくなって手足の末端まで温まります。全身の新陳代謝が促進され、疲れや痛み、こりなどをやわらげます。
薬用植物系……主成分に生薬やハーブが含まれている、いわゆる「薬湯」。保温効果だけでなく、独特の香りはリラックス効果が期待できると人気です。
スキンケア系……乳液タイプが多いのが特徴。保湿成分を多く含み、肌に吸着、浸透させることで、保湿効果を高めてくれます。乾燥肌で悩む人に。
酸素系……タンパク質分解酵素が配合されているタイプ。酵素の働きで、毛穴の奥に詰まった皮脂や老廃物を除去しやすく、肌の清浄効果が優秀。背中やデコルテなどのニキビにも○。
清涼系……夏向きのタイプ。メントール(ミント)を配合するなどして清涼感を高め、湯上りの肌がサッパリします。湯の色はブルー系が多く、視覚的にも涼しい仕掛けが。
フローラル、柑橘、樹木。香りで選ぶのも楽しい
また、香りでセレクトが広がるのも入浴剤ならでは。ラベンダーなどのフローラル系なら精神疲労を緩和するリラックス効果があります。ゆずやレモンなどの柑橘系はリフレッシュ、シラカバやヒノキなどの樹木系は気持ちが落ち着きます。
入浴剤は、コンビニやドラッグストアなどで簡単に手に入り、試しやすいアイテムです。自分に合った入浴剤を見つけ、寒くてよく眠れない夜の定番にしてみませんか。
参考文献
・HOT dinos「入浴剤、使い分けていますか?お悩み別おすすめ入浴剤をご紹介!」
https://www.dinos.co.jp/hotdinos/antenna/body/120221/#c4
・花王ヘルスナビ「入浴剤の効果と選び方―すぐに役立つ健康入浴法(7)」
http://healthcare.kao.com/main_post/bath07/
・日本浴用剤工業会 「入浴剤の効果とメカニズム」
http://www.jbia.org/knowledge3.html
文/内藤綾子
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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