「もうちょっと眠りたい」二度寝のメリット・デメリット
COLUMN

朝が肌寒くなってくると布団からなかなか出られず、「もうちょっと眠りたい」と、そのまま眠ってしまうことがあります。そこで、二度寝のメリットとデメリットを探ってみました。
睡眠リズムの乱れや、「もうこんな時間!」とバタバタの朝に
一度起きたのに、また寝てしまう二度寝には、なにかしら罪悪感がつきまといます。
二度寝には、さまざまなデメリットがあるからです。
二度寝のデメリット
・そんなつもりはなかったのについ長く寝てしまい、「もうこんな時間!」と、仕事や学校に遅刻してしまうことがあります。
・二度寝をして朝のスタートが遅れると、その後がバタバタになり、一日の予定が調整できなくなることも。
・平日はきちんと起きても、休日になると「もうちょっと眠りたい」と、昼ごろに起きる人は珍しくありません。「一日の半分を無駄に過ごしてしまった」というガッカリ感に襲われることもしばしば。
・休日の二度寝は長い時間寝てしまいがちなので、体内時計が乱れて睡眠リズムをくずす要因になります。
ストレス耐性をつけ、幸福感をもたらしてくれる
一見、デメリットだらけの二度寝ですが、実はメリットもたくさんあります。
二度寝のメリット
・ちょっとした睡眠不足の解消に役立ちます。短時間で切り上げることができれば、昼の仮眠と同じ効果が期待でき、スッキリした目覚めにつながります。
・抗ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が、二度寝によってたっぷり分泌されます。コルチゾールは通常、睡眠から目覚める1~2時間前になると分泌量が増加。二度寝をしているときも分泌が持続します。仕事への意欲が増して生産能力がアップ。ストレスを抱えがちな日中、元気に活動するのに役立ちます。
・二度寝をしている浅い眠りのとき、脳からは脳内麻薬と呼ばれる「エンドルフィン」が分泌されます。エンドルフィンは、身体の緊張を和らげる、安心感や幸福感をもたらすといった効果があります。
「もうちょっと眠りたい」とき、前向きな二度寝の方法とは?
二度寝のメリットを最大限に受け取るために、二度寝を上手に取り入れるポイントを覚えましょう。
・休日は「もうちょっと眠りたい」と思いがちですが、平日となるべく同じ時刻に起きること。体内時計の乱れを防ぐことができます。
・5~10分程度にできると理想的です。「たっぷり眠りたい」と30分以上寝てしまうと、浅い睡眠が長く続くため、目覚めが悪く、身体の疲れが残りやすくなります。
・二度寝は「一度だけ」にとどめましょう。何度も「もうちょっと眠りたい」と、ちょっと寝”と“目覚め”を繰り返しても、二度寝の十分な効果は得られません。また、ダラダラ寝になってしまい、身体がだるくなってしまうことがあります。
・目覚まし時計で目覚めたら、5~10分後にセットし直して、次のアラームでしっかりと起きるようにします。または、スヌーズ機能を使うことも効果的。
そもそも、二度寝をしてしまう大きな理由に、
・睡眠時間が足りていない
・疲労がたまっている
といったことが考えられます。「いつも長く寝てしまって、短時間で切り上げられない」という人は、生活リズムを見直してみることも大切です。
参考文献
・生活百科「二度寝のメリット・デメリット」
https://seikatsu-hyakka.com/archives/7451
・All About「5分間の二度寝が1日を幸せにする」
https://allabout.co.jp/gm/gc/301464/?FM=compi_linkitem-2
・ダイヤモンド・オンライン「朝5時起きが習慣になる「5時間快眠法」」
http://diamond.jp/articles/-/109666?page=2
・健康生活「朝の二度寝が健康にプラスになる!10分ルールの効果がすごい」
https://health-to-you.jp/sleep/15nidone55603/
文/内藤綾子

内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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