睡眠中のツライ「こむら返り」。 あの快眠グッズで、さようなら!
COLUMN

ふくらはぎがつる、こむら返り。寝ているときに突然「イタタッ」と目覚めたことがある方も多いのでは? 睡眠中のこむら返りは痛いだけでなく、途中で目が覚めて眠りの満足度を下げてしまうことに。こむら返り対策におすすめのあの快眠グッズ、チェックしてみてください。
そもそも、こむら返りはなぜ起きる?
こむら返りとは、ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こして、つってしまっている状態。原因の特定はむつかしいそうですが、以下のようなことが考えられるそうです。
●水分不足
●筋肉の疲労
●カリウムやナトリウムなどの電解質の不足
●足の末端の血流障害
●神経障害
夏には、水分不足、カリウムやナトリウム不足などで、こむら返りが起こることが多いと言われ、秋や冬は、寝ている間に足が冷えることによって血流が悪くなり、起きやすくなりがちだそうです。そこでおすすめなのが、寝ている間の足の冷えを防いでくれる快眠グッズでの対策。
ただし、頻繁にこむら返りが起きる場合は、糖尿病や腰椎の疾患など、別の病気が隠れている場合や、服用している治療薬が原因の場合もあるそうなので、医師の診断を受けるのがおすすめです。
おすすめの快眠グッズは、レッグウォーマー。
寝ているときの足の冷え対策におすすめなのが、レッグウォーマー。最近は、快眠グッズとして、就寝時用のレッグウォーマーもたくさん市販されています。いい眠りを得るには、できれば就寝時間の30分〜3時間前までに、ぬるめのお湯でゆっくりと入浴して身体をあたためた後、レッグウォーマーをつけて冷えないようにしておくのがベストだそう。
素材やデザインなどもいろいろなレッグウォーマーがありますが、やはりおすすめは快眠グッズとして開発されているもの。吸湿発散生に優れた素材を使った、ゆったりとしたデザインがおすすめです。特にシルクは、吸湿性が綿の1.5倍もあると言われ、保温性や発散性にも優れた素材なのでチェックしてみてください。
また、「靴下でもいいのでは?」と思われるかもしれませんが、眠りに入るときは足裏から体温が放熱され、その際に湿気がこもって逆に足が冷えてしまうこともあるそう。足先まである靴下より、レッグウォーマーがおすすめだと言われています。
寝ているときに、こむら返りが起きたら?
こむら返りの対処法の基本は、けいれんしているふくらはぎの筋肉を伸ばすこと。足の指先をつかんで、ゆっくりとスネの方に引くのがオーソドックスなストレッチです。このとき、膝は曲げないようにすることがポイントだそう。足の指先に手が届かない場合は、タオルなどを引っかけて引っぱる、立ち上がって家具や壁の角に押しつける方法もあります。
できれば起きてほしくないこむら返りですが、もしも起きてしまったら、そのときの自分の状態や生活習慣と照らし合わせてみてはいかがでしょう。
●お酒を飲んだために水分不足になっていたかも?
→お酒を飲んだときは水分補給をしっかり行う
●日中に激しい運動をしたせいかも?
→運動をする前にはふくらはぎのストレッチを念入りに
●野菜や果物不足でミネラルが不足しているかも?
→野菜や果物を摂って栄養バランスを整える
突然のこむら返りが睡眠途中の目覚ましになってしまわないように、快眠グッズを取り入れながら生活習慣も少し見直してみてくださいね。
【参考文献】
『睡眠メソッド 100』(かんき出版)
『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
『今日の睡眠ダイエット』(主婦と生活社)
日本医師会『健康ぷらざ』:
http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/462.pdf
NIKKEI STYLE『こむら返り、よく起こる人ご用心』:
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO43707580T10C12A7EL1P01?channel=DF140920160921&style=1
文/武田明子

武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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