低反発vs高反発 メリットとデメリットまとめ
COLUMN

低反発と高反発、どちらが睡眠にとって良い?
マットレスには、低反発と高反発の2種類があります。どちらが身体や睡眠にとって良いのか?またどんな感触が心地よく感じるか。寝相が悪かったり腰痛持ちなど、体質に合うかどうかのほか、なかなか洗うことができないなどの特徴も考慮して、湿度と衛生面、耐久性も購入時のポイントになるようです。
まずは、身体で感じる違いを見てみましょう。
柔らかく身体にフィットする低反発
低反発は手で触れてみるとじんわり沈んでいきます。柔らかくて身体にフィットするというメリットがあり、ふかふかの感触に沈み込む気持ちよさが得られるのが特長です。
人は、ひと晩のうちにおよそ20回ほどの寝返りを打つと言われています。寝相が悪い方にとっては、寝返りを打ちにくいため寝姿勢をキープできます。寝相がよくなったり、睡眠時の動きが少なくなるため疲れにくくなると言われています。また横向き姿勢も安定しやすいそうです。
適度な反発力で寝返りを打ちやすい高反発
高反発は、沈みこんだ後すぐに戻ってくる跳ね返す力が強いという特徴があります。適度な反発力があるため身体が沈み込まず、寝返りを打ちやすいと言われています。また、体重が多くかかる部分の負担を軽減してくれるため、腰痛を持ちの方、起きたときに身体の一部が痛いという症状がある方には、改善される場合があります。また出産後、腰痛が出てしまったという方にも高反発がサポートになることがあるようです。
また低反発、高反発にはそれぞれのデメリットもあるようです。低反発は寝相が悪い人にとっては改善になる場合もありますが、眠っている間の動きが少なくなるため、凝りを招いてしまう可能性も出てきます。一方、高反発は寝相が悪いという方にとっては、動きやすいため、ベッドから落ちる原因になってしまうこともあるようです。体感のメリットデメリットのほか、耐久性や衛生面の違いを見てみましょう。
低反発と高反発、耐久性と通気性の違い
マットレスの寿命はおよそ10年が目安と言われていますが、耐久性の点では、硬さがある高反発が優れているそうです。また、快適と感じるマットレスの湿度はおよそ30%と言われていますが、通気性がよいのも高反発。柔らかい感触の低反発は、どうしても蒸れやすく通気性が少なくなるようです。なかなか天日干しができないマットレスは、衛生面も気になりますね。
メリットが多く挙げられる高反発ですが、低反発に比べて夏でも蒸れにくい分、冬は寒さを感じやすいそうです。またバリエーションがあまり豊富ではなく、高額であるというデメリットもあるようです。
質のいい睡眠を取るために多大な影響を与えるマットレス。合うものに替えたらすんなり眠れるようになった、熟睡できるようになったという意見もあります。低反発と高反発、どちらを選ぶかは寝心地や体質によってさまざま。自分にぴったり合うマットレス選びの参考にどうぞ。
【参考文献】
みんなの睡眠.com
http://みんなの睡眠.com/マットレス低反発高反発メリデメ違い選び方睡眠/
cecile
http://www.cecile.co.jp/genre/g2-1-BD-MT/article110/
眠りのショップsawada
http://sleep-natura.jp/howto/question-answer/qamatress/post-1670.html
文/数野由香子
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数野由香子(かずの ゆかこ)
フリーランスライター。出版社にてライター業、編集プロダクションアシスタントののち、フリーランスへ。
Webページの作成ほか、書籍制作にも関わっています。
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