質の高い睡眠を取るには「首」がポイントに! 3つのメソッドとは?
COLUMN

最近、「なんだかぐっすり眠れた気がしない」「日中、うとうとしてしまう」などの悩みを抱えていませんか。もしかしたら、質の高い睡眠がとれていないのかもしれません。
睡眠の質を上げるには、寝る前の準備や生活習慣、光、寝具などさまざまなアプローチがありますが、今回は「首」に着目した対策をご紹介します。
質の高い睡眠を取るための「首」メソッド3つ
質の高い睡眠を取るためには、不眠などの問題を改善する必要があります。「首」に対してアプローチして睡眠の問題を改善する次の3つ方法を実践してみましょう。
1.首を温める
よく寝る前には自律神経のうち、リラックスを司る副交感神経を優位にすることがポイントだといわれます。睡眠専門医でRESM新横浜の院長である白濱龍太郎先生によると、この副交感神経を刺激するには目元と首元を温めることがポイントだといいます。
血のめぐりもよくなるため、手足からの放熱が促されて体温が下がっていき、眠りにつきやすくなります。寝る30分くらい前に、蒸しタオルや温熱シートなどを首元に当てて温めましょう。
2.首を緩める
順天堂大学の小林弘幸教授によると「眠れない」「眠っても疲れがとれない」といった場合、首を緩めるといいといいます。首が凝り固まっていると首の血行が悪くなり、慢性疲労や不眠につながるのだそうです。
また、首には副交感神経の繊維でできている「迷走神経」が走っていることから、凝りをほぐして血流をよくすることが不眠を改善することに有効だといいます。
PCやスマートフォンを長時間利用して首が凝っている人は、時々緩める、姿勢を良くすることを普段から意識して行い、質の高い睡眠を目指しましょう。
3.首をストレッチする
小林教授によると、首の血行を良くするためにはストレッチをする、ツボを押すなどの方法も有効だといいます。ぜひ実践してみましょう。
また日本睡眠科学研究所主席研究員の三輪恵美子さんによると、首のストレッチは耳鳴りがして眠れないときにもいいのだそうです。耳鳴りの原因はさまざまですが、肩こりやストレスなどでも誘発されるとのこと。力を抜いてリラックスしながら、首をゆっくりと前後に倒したり、左右90度横を向いたりするのをそれぞれ30秒ずつ行ってみましょう。
ただし耳鳴りがおさまらない、痛みを感じるなどのときにはすぐに医師に相談してください。
いかがでしたか? 眠れないとき、寝つきが悪いときなどは、ぜひ首にアプローチしてぐっすり眠り、質の高い睡眠を目指しましょう。
参考文献
・『超「快眠」法』(アドレナライズ)
・NEWSポストセブン「快眠のために「首を緩める」最強メソッド4つ 専門家が指南」
http://www.news-postseven.com/archives/20150202_301151.html
・ウェルラボ「目もと・首もとを温めると快眠できるワケ」
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5547
文/石原亜香利
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石原亜香利(いしはらあかり)
ライター。主に30~40代のビジネスパーソン向け、美容・健康・ダイエットのジャンルで、多くの記事執筆・取材経験がある。読む人が日常生活の中で、実際に役立てられる企画立案・記事制作を心がけている。
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