ストレスで眠れないときの対処法

ストレスを強く感じ、なんだか眠れないという夜はありませんか? しかし一人で眠れない状態に陥ってしまうと、なかなか対処法がわからず焦ってしまうこともありますよね。そこでストレスで眠れないときの具体的な対処法をいくつかご紹介します。
ストレスを解消するには熟睡が重要!
「ストレスで眠れない」と思っていると、その眠れないこと自体もストレスになり、さらにストレスが増大してしまうものです。そうして負のスパイラルにはまってしまうのです。
アスカ鍼灸治療院院長 福辻鋭記先生の著書『東洋医学の先生が教える 「ぐっすり眠れない」が治る本』によれば、ストレスを解決するには、やはり何よりも熟睡することが大事だといいます。そしてストレスは睡眠の質を高めることで解消するといいます。
ストレスで眠れないときの具体的な方法
そこで、ストレスが原因でなかなか寝つけないときにはどうすればいいのか、具体的にみていきましょう。
1.過去の楽しい思い出を何度も思い描く
ストレスを感じているときには、布団の中に入るとどうしても悩みや不安なことで頭がいっぱいになってしまうものです。福辻先生によれば、そんなときこそ過去の楽しい思い出を何度も頭の中で思い描くといいそうです。どんな小さなことでも「幸せ」と思えた瞬間を思い浮かべるのを続けていくと、雑念がやわらぎ小さくなっていくそうです。
2.イライラするときは腹巻で自律神経の乱れを抑える
ストレスでイライラして眠れないときには、自律神経の乱れからきている可能性があると日本睡眠科学研究所の三輪恵美子さんは自著の中で述べています。そこで自律神経を整えるためにお腹を温める「腹巻」を勧めています。自律神経は腰から背骨に沿って走っているのでお腹が温めることで適度に刺激されるといいます。イライラが気になるときには、夕食を食べ終わった後から寝るまでの時間帯に着用してみるといいそうです。
3.腹式呼吸をして考えない状態をつくる
どうしても頭でいろいろと考えてしまい、眠れないことってありますよね。三輪さんによれば、そんなときには腹式呼吸をするのがいいそうです。仰向けに寝るかベッドの上あぐらをかくかして、おへその下にある「丹田(たんでん)」という場所に両手を当て、丹田を大きくふくらませるイメージを持ち、鼻から深く息を吸います。そして、数秒間息を止め、今度は口からゆっくり細く息を吐き出しましょう。
普段、無意識にしている呼吸を意識的に行うことで、頭の中でかけめぐっていた考えごとがいつの間にかどこかへ行ってしまい、寝つきやすくなるそうですよ。
ストレスを感じる、イライラする、考えごとがとまらなくて眠れないというときには、ぜひこれらの方法を試してみてはいかがでしょうか。
参考文献
・『東洋医学の先生が教える 「ぐっすり眠れない」が治る本』(PHP研究所)
・『超「快眠」法』(アドレナライズ)
文/石原亜香利
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石原亜香利(いしはらあかり)
ライター。主に30~40代のビジネスパーソン向け、美容・健康・ダイエットのジャンルで、多くの記事執筆・取材経験がある。読む人が日常生活の中で、実際に役立てられる企画立案・記事制作を心がけている。
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