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リネンのシーツは梅雨に本領を発揮! ひんやりサラサラ夢心地

リネン。またの名は『月光で織られた生地』

じめじめと湿気が不快な梅雨のこの時期には、「ぐっすりと眠れず、毎日どことなくだるい…」そんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか? 本格的に気温が上がる夏を迎える前にぐったり、なんてことがないようこの時期の体調管理はとても大切です。なかでも、質のよい睡眠を取ることは夏バテ知らずの身体づくりに欠かせません。そして梅雨どきの不快感の大きな原因となるのが湿気です。日本に暮らす私たちが快適と感じられる湿度は50%と言われていますが、梅雨になると80〜90%にも上がります。寝苦しさを解消するための解決策として寝具を見直してみるのはいかがでしょうか? 

湿度や温度は上がるものの、まだ急に寒さを感じる夜もある梅雨は、ちょうどいい寝具を見つけるのは難しいところ。ですが、まさに今の季節にぴったりな素材があるのです。それがリネン! なかでも、直接身体に触れる面積が広いリネンのシーツは素材のすばらしさを存分に感じられる、とっておきのアイテムです。その表面には光沢があり、とてもやわらかく心地よい素材であることから『月光で織られた生地』というロマンチックな呼び方もあるほどです。

リネンのシーツはひと晩中サラサラ! 吸水性はなんとコットンの4倍

梅雨にリネンのシーツを使うよさは、何といってもその肌触り! リネンはもっとも涼しい天然素材と呼ばれており、その表面はひんやりシャリシャリとしています。リネンのシーツは一年を通して使用できますが、とくにじっとりとした梅雨の夜には、ベッドに潜り込む瞬間が極上に感じられます。リネンは高級ホテルのベットルームやベビーウエアの生地にも多く使用されています。実は、ランジェリー(lingerie)の語源でもあり、直接肌に身につけて心地よい素材であることがわかります。

リネンのシーツが優秀なのは、感触だけではありません。寝ている間に人がかく汗の量は、ひと晩でコップ一杯と言われますが、梅雨から夏場にかけては、倍ほどにも増量! 寝汗や湿気は、掛け布団よりも敷き寝具であるシーツがその多くを吸収するため、吸水性にすぐれ発散力もあるリネンのシーツはベトつかず、ひと晩中ずっとサラサラ。接着面の多い背中のムレも逃してくれます。エアコンで対策をすると部屋のなかにいる人によって体感が違ったり、ベストな温度設定が難しいところですが、リネンは湿度や熱気によって呼吸するため、体を冷やしすぎてしまう心配もありません。

夏は涼しく冬はあたたか。リネンは『天然のサーモスタット』

リネンの吸水性、発散性の高さは日本の梅雨から夏にその長所を発揮します。通気性のよいリネンのシーツは夏のイメージが強いかもしれませんが、実は冬にも快適に使うことができるのです。コットンとリネンのシーツ、冬に感じる違いは保温性。コットンのシーツはリネンよりも湿気が多い状態になることが多く、そこに人が入ると湿気を含めて寝具をあたためようとするため、湿気が多ければ多いほど、体温が奪われてしまうそうです。リネンは繊維が空洞になっているため、一度寝具があたたまると保温性が長く続きます。そのため夏は涼しく、冬はあたたかさが持続。これが『天然のサーモスタット』と言われるゆえんです。

そしてとても丈夫で、使いこむごとにやわらかくなり、10年も使用すると独特のツヤが生まれます。多くの布を必要とするリネンのシーツはとくに高級なイメージも強いかもしれませんが、自身で季節に対応するリネンはとても経済的で長く生活に寄り添うよきパートナーとなるでしょう。何といっても、じっとりとした梅雨の夜、シャリっとしたリネンのシーツに横たわる格別なひとときと言ったら!

【参考文献】
『楽眠のすすめ』(竹書房新書)
『リネンが好き』(文化出版局)
帝国繊維株式会社
http://www.teisen.co.jp/teisen_story/story_of_linen.html

数野由香子

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