肩こりがひどくて眠れない夜に! 肩こり解消のチェアヨガ
COLUMN

長時間のデスクワークやスマートフォンの利用により、肩こりに悩まされる人が増えています。肩こりがひどくて眠れない夜におすすめの自宅やオフィスで気軽にできる椅子に座りながら行うチェアヨガを紹介します。
肩こりがひどくて眠れない原因とは
肩こりとは、首や肩周辺の筋肉が緊張して硬くなってしまった状態。日常生活における座る、立つ、歩くなどの動作の癖や、運動不足、ストレスが原因と言われています。例えば、デスクワークやスマートフォンの操作では、首を前に下げる前傾姿勢になりがちです。首が前に傾いた状態が続くと、首・肩周りや背中の筋肉が硬直してしまいます。硬くなった筋肉を放っておくと、心臓から頭に流れる血液やリンパの流れが悪くなり、頭痛やストレスを引き起こします。筋肉が緊張していると交感神経が優位になるため、不眠の原因にもなりがちです。肩こりが原因で眠れない悩みも増えているので、自分で緩める方法を学びましょう。
肩こりを解消するためのポイント
肩こりで眠れないと悩む方に多いのが、肩が内側に入り猫背になってしまっている状態です。両方の肩は180度に開いているのが正しい位置ですが、前述したデスクワークやスマートフォンの利用により肩が内側に入ると背中の筋肉が張ってしまいます。猫背になると、胸の前面にある大胸筋も縮んでしまうため、肩と胸の筋肉を緩める必要があります。
椅子に座りながら出来る!肩こり解消のチェアヨガ
肩と胸の筋肉を緩めるチェアヨガに挑戦してみましょう。
1.息を吸いながら、左手を天井に伸ばしひじを曲げます。右手で左ひじを軽く押し、二の腕を伸ばすよう意識しながら3呼吸キープしましょう。
2.左手はそのままで、息を吐きながら右手を背中の下からまわして左手と組んで3呼吸キープします。
※後ろで手が届かない場合は、左手でフェイスタオルを持ち右手で端を掴みます。上下に引き合うようにし、少しずつタオルを持つ長さを縮めていきましょう。
※左右の二の腕の内側を後方に向かって回転させながら上下に伸ばしていきます。
※背筋を伸ばし、胸を天井に向かって開くように意識をしながら呼吸をします。
3.反対側も同様に行います。
片方だけ手が届かないなど、左右差を感じる方もいるかもしれません。その場合は、苦手な方を少し長めにキープするようにし、左右差を解消していきましょう。
肩こりを解消するために
簡単な動作ですが、毎日こまめに継続をすることが大切です。その他にも、デスクワークが続いたら、首のストレッチや肩回しを行うなど心掛けてみてください。少しでも凝りが気になったら放置せずにストレッチを行い、肩こりで眠れない悩みを解消しましょう。
参考文献:
「ゆがみ直しラクチン1分健康法」(佼成出版社)
「これ1冊できちんとわかるヨガ」(株式会社マイナビ)
文/姜 奈々
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ヨガインストラクター
姜奈々(ジャンナナ)
1987年横浜生まれ。慶應義塾大学卒業後、広告代理店にて営業・マーケティングの経験を積む。自身の腰痛の経験から、リハビリとしてヨガを学び、身体と心のケアの重要性を実感。その後、多くの方にヨガの良さを伝えたいと考え、ヨガインストラクターに転身。
仕事や家事など忙しい現代女性に、心と身体を輝かせるヨガをお伝えするべく、都内を中心に活動中。身体の内側からのケアとして、漢方・薬膳を学び、薬膳ヨガも開催している。
公式HP: https://nanajiang.themedia.jp/
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