抱き枕が安眠につながるこれだけの理由
COLUMN

抱き枕は、睡眠の質を高めて気持ちよく安眠へ導いてくれるアイテムのひとつです。「枕を抱く」だけなのに、なぜ睡眠によい影響を与えるのかを詳しく探ってみましょう。
お母さんに抱かれているような絶大な安心感
抱き枕が安眠へ導く理由は、さまざまあります。特に、枕を抱く姿勢や身体への密着感などが大きく影響しています。
・安心できる
抱き枕を抱えて寝る姿勢は、お母さんのおなかにいるときの胎児の姿勢に似ています。それは「守られている」という一番の安心感をもたらしてくれます。
・安眠しやすい姿勢になれる
首からおしりにかけてのラインが「S字カーブ」になっていると、よく眠れると言われています。S字カーブは、人が無意識に立っているときの姿勢で、もっとも自然な姿勢だからです。睡眠中は、枕や布団などの影響で不自然な姿勢になることがあるのですが、抱き枕は、楽にS字姿勢を保って安眠することができます。
抱き枕は寝返りを妨げず、安眠しやすい
・寝返りしやすい
人は寝ている間に、20~30回は寝返りを打っています。寝返りには、体圧が体の一部に集中することや、血行の妨げになることを防ぐ効果が。抱き枕を使うと、腕をかけたり、足を乗せたり、足で挟んだりして、寝返りを打ちやすくなり朝まで安眠しやすくなります。
・横向き寝をサポートする
横向きの姿勢で寝ることが習慣になっている人は珍しくありませんが、体重が集中する肩や腰に負担がかかることも。抱き枕の上に片腕と片足を乗せると、体圧を分散でき、横向き寝が楽になり安眠できます。肩こりや腰痛予防にも役立ちます。
・いびきの解消に
いびきは、あお向けで寝ているときにのどの気道が狭くなり、振動が大きくなって起こります。抱き枕を使って横向きで寝ると、気道が狭くなるのを防ぐことが可能に。
・抱く以外にも活用法が
寝る前の準備として、抱き枕の上に足を乗せて足枕代わりにすると、足の疲れが取れやすくなります。ベッドで本を読むときは、背中に置いてクッション代わりにと、さまざまな活用法があります。
肌ざわり、大きさ、形状を見極めて
抱き枕は人気が定着しており、たくさんの商品が販売されています。選ぶときのポイントを知っておきましょう。
Point1:肌に優しく気持ちよい肌触わり
肌に直接触れるものなので、素材を重視します。汗をよく吸う綿やガーゼ素材がおすすめ。
Point2:長さがあって大きめ
腕と足で挟めるくらいの、十分な大きさのものを選びましょう。
Point3:身体へのフィット感が高い流線形がベター
シンプルな筒状タイプより、波のような流線形で、抱いたとき身体にぴったりとフィットする形状が〇。
Point4:カバーの取り外しができる
寝ている間にたくさん汗をかくので、気軽に洗濯ができて清潔に保つことができます。
あなたも安眠を目指して、抱き枕を寝るときのパートナーにしてみませんか。
参考文献
・しらべぇ「抱き枕の最適な硬さは「あの」硬さ! 実は超重要な抱き枕の選び方を徹底解説」
http://sirabee.com/2015/04/15/26375/
・健康と睡眠のポータルサイト「抱き枕のメリットとデメリット!抱き枕を抱いて、気持ち良くグッスリと」
http://suimin-kenkou.info/bedding/59/
・抱き枕のススメ
http://www.dakipillow.com/
文/内藤綾子
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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