肩こりは、枕が合っていないから? タオルで理想の枕をチェック!

朝起きたときに、肩こりや首の痛みなどを感じたことはありませんか? それは枕が高すぎるからかもしれません。実は、フィットする高さより高めの枕を使っている人が、日本人には多いそうです。そこで、タオルを使って理想の高さをチェックする方法をご紹介します!
枕が高すぎると、肩こりになりやすい!
理想的な寝姿勢は、立っているときの姿勢だと言われています。枕は、頭と首をその自然な姿勢になるように支えるための重要なアイテムです。もしも、自分に合っていない枕を使っていると、寝つきが悪くなってしまったり、朝起きたときに肩や首が重く感じたり、いびきをかきやすくなったりすることに。
特に、「朝起きたときに、肩こりや首のこりを感じる」という方は、高すぎる枕を使っている場合が多いと言われています。日本人は後頭部の丸みが比較的少なく、身体に合う枕が低めであるにも関わらず、使う枕は高めになっている場合が多いそうです。
また、高すぎる枕を使っていると、首にシワがよってしまう、呼吸しにくくなるなどのデメリットも。
逆に低すぎる枕を使っていると、舌が喉や気道をふさいでいびきをかきやすくなったり、高い枕と同様に肩こりや首のこりを感じたりすることも。高すぎず低すぎない、自分の体格や寝姿勢に合った枕を選ぶことが大切なんです。
バスタオルで、ジャストフィットの高さを可視化!
では、肩こりや首のこりを感じることなく、ぐっすり眠ってすっきり目覚められる枕とは、どれくらいの高さなのでしょう? 自分の体格や寝姿勢に合った高さを簡単にチェックできるのが、タオルの枕で試してみる方法です。
バスタオルを2〜3枚用意して、仰向けでの高さを確認する枕をつくります。
(1):バスタオル1枚を縦に一度、さらに横に一度折り畳みます。
(2):(1)の長い方の端を10〜15cm程度内側に織り込みます。
(3):さらに全体を半分に折ります。
織り込んで厚くなった部分が肩側になるように置いたら、横になってチェック。バスタオル1枚分だと低く感じるようなら、平らに畳んだタオルを下に重ねて、高さをチェックしながら調整してみてください。
枕の高さをチェックするときのポイントは?
仰向けの寝姿勢で、バスタオルの枕の高さが合っているかどうかの目安となるのは、あごの高さ。理想的な寝姿勢は立ったときの姿勢と言われていて、あごが水平、もしくは水平よりやや下がるくらいがベストです。あごが上がりすぎたり、下がりすぎたりしていないか、立ち姿勢のあごの角度を参考に、チェックしてみてください。
あごが下がりすぎているときは、枕が高いということ。首から肩にかけて、余計な力がかかってしまい、肩こりや首のこりを感じてしてしまうことに。下に重ねたタオルの枚数や使うバスタオルの厚みで調整してみてください。
あごが上がっているときは、枕が低いということ。低いとつい枕の下に手をはさみたくなったりするものです。下にタオルを重ねて調整してみてください。
タオルの枕で自分に合った高さを確認できたら、ぜひ、いまお使いの枕の寝心地と比べてください。明らかに違う場合は、枕を買い替えた方がいいかもしれません。ただし、その際は、タオルでチェックした寝心地を参考に、ぜひ、ショールームなどで実際に横になって、高さが合うかどうかを試して選ぶようにしてみてくださいね。
【参考文献】
『きょうの睡眠ダイエット』(主婦と生活社)
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)
『脳が若返る快眠の技術』(KADOKAWA)
『最強の快眠法』(小学館)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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