GW明けは特にツライ……。日中の眠気の解消法は?
COLUMN

今年のGWは、何連休しましたか? いつもと違う生活リズムで過ごした連休明けは、日中の眠気に悩まされている方も多いのではないでしょうか。そこで、気合いだけでは解消できない日中の眠気をなんとかするために、おすすめの方法をご紹介します!
連休中にたっぷりと眠った人も、眠いのはナゼ!?
旅行やお出かけを満喫した方も、普段の疲れをリセットすべく家でのんびりと過ごした方も。いつもと違う生活リズムで過ごした連休明け、通常モードに戻るのにひと苦労していませんか? 頭がボーッとして、日中に眠いという方もきっと多いはずです。
「せっかくの休みだから」と、二度寝してたっぷりと昼頃まで寝ていた方は、特に眠気を強く感じているかもしれません。
連休中に遅寝・遅起きの夜ふかしモードになってしまうと、いざ「明日からは、早く起きなきゃ」と焦っても夜になかなか眠れず、結果的に睡眠時間が不足してしまいがち。連休明けは日中に強い眠気を感じてしまうのも仕方ありません。さて、この日中の眠気、どうやって解消したらいいのでしょう。
昼寝で日中の眠気を解消して、パフォーマンスアップ!
睡眠不足で眠気におそわれると、思考力や判断力が低下して仕事のパフォーマンスが下がってしまいがち。さらに、ミスも起きやすくなってしまいます。
そこで、日中の眠気がキツイときのおすすめの解消法が、昼寝。いくら気合いを入れても眠気が解消されないときは、一度仮眠をとってリセットするのが一番だと言われています。
ある研究では、夜の睡眠が4時間半*の場合にも、昼休みの15分の仮眠で午後のパフォーマンス低下を防ぐことができたと報告されています。また、睡眠が不足している40代の男性に15分間の仮眠をとってもらい脳波を調べたところ、仮眠後は判断までの時間が15%程度短縮され、注意を維持する脳波の力も2倍近くに改善したそうです。
眠気を解消して、すっきりとした頭で午後のパフォーマンスをアップするには、昼寝を上手に取り入れて、脳をリフレッシュさせるのがポイント。椅子に座って昼寝をするなら、専用の枕などを使う手もあります。ただし、とり方によっては夜の睡眠の質を下げてしまうので、長さとタイミングに配慮が必要です。
*夜の睡眠が連日4時間半しかない状態は、昼寝と組み合わせてもおすすめできません。
正午から15時くらいまでに、年齢に適した時間で。
昼寝をとるおすすめのタイミングは、夜の睡眠に影響しないよう、15時くらまでがベスト。私たちの体内時計には、起床から約8時間後に眠くなるリズムもあるので、朝6時〜7時くらいに起床している方なら、日中に眠気を感じやすい14時〜15時がベストタイミングと言えそうです。もしも、職場などで昼寝をとりにくいなら、お昼休みにとっておくのも1つの手ですね。
最適な昼寝の長さは、実は年齢によって少し異なります。10代なら10〜15分程度、20代〜55歳くらいなら15〜20分程度、55歳以上なら30分程度に。長く昼寝をとってしまうと、深い睡眠に入ってしまって、目覚めた後に頭がボーッとしたり、逆に眠気が強くなってしまったりするそうです。スマホの目覚ましアラームなどを活用して、寝過ぎないように注意しましょう。
おすすめはカフェイン飲料を昼寝前に飲んでおくこと。カフェインは飲んでから30分程度で効果がでるので、すっきりと目覚められるそうです。ぜひ、昼寝で眠気解消するときに試してみてください。
【参考文献】
『ビジネスパーソンのための快眠読本』(ウェッジ)
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)
『ここぞというときに力が出せる 睡眠の3鉄則』(主婦と生活社)
『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
文/武田明子

武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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