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「眠れない」の原因はまくらだった!  スリープアドバイザーに学ぶまくら選び

眠れない、疲れが取れない、肩コリ、腰痛……
間違ったまくら選びが、これらの不快な症状を引き起こすという声をいただきました。
そんな不安に大塚家具の眠りの専門家「スリープアドバイザー」の平田雪子がお答えします。

自分に一番合うまくらのポイントは「首の傾き5度」にあった!

――最近だいぶ見直されては来たと思いますが、まくらは、ベッド、布団選びの二の次、と考えている方も多いかもしれません。まくらと安眠の関係について、教えていただけますか?

まくらといえば、頭を乗せるアイテムと思っているかもしれませんね。しかし、頭~首~腰~お尻は繋がっています。そのため、まくらが頭~首を正しく支えていないと、首のコリ、腰痛など、さまざまな症状が現れてしまうのです。

――では自分に合うまくらの高さを知る方法を教えていただけますか?

まず、まくらがなぜ必要か? 人間が立っているとき、首の角度は通常5度くらい前に傾いているんです。それがスマホの見すぎなどで前かがみになり過ぎても、首への負担がかかりコリの原因に。

近年「ストレートネック(首が歪んだ状態)」という言葉が注目されましたね。

また逆にうしろにかがみすぎても、首への負担は同様。喉をいためる原因にもなります。

つまり、まくらの大きな役割は、寝ている間もこの首の角度5度を保ってあげることなのです。

――ただ、なかなかこの「5度」を自分で知るのは難しいのですが……。

自分にとっての「5度」を知るためにも、購入する際には必ず店内のマットレスに寝ながらまくらを試してみてください。

その際、ご自宅のマットレスと近い寝心地のもので試すこともポイントです。

仰向けになったときに、首が5度以上に前に傾くと首の部分にしわが出てきてしまいます。
この「首のしわが寄らない」ことを目安に選んでみてください。

女性はシワ、男性はイビキその原因は合ってないまくらかも!?

――逆に言うと、合わないまくらを使うと、首にしわが寄ってしまうということでしょうか?

そうですね。女性にとって首は年齢が表れてしまう場所。「首エステ」のコースに高額の投資をする方もいるほどです。

それなのに、睡眠時、毎日何時間もしわが寄った状態では、しわもどんどん深くなってしまいます。

男性も、まくらが合わず、顎が上がった状態になると気管がつぶれてしまいます。それがいびきの原因になる場合もあるのです。

よく横向きになるといびきがおさまりやすいと言わますが、それは横向きになることで気管が伸びて、空気が通りやすくなるから。

いびきで悩んでいる方は、まくらを変えることで、症状が改善される可能性もあります。

流行の低反発素材を選べば間違いない?素材選びのコツが知りたい

――数年前に低反発素材のまくらが大流行しました。ほかにも高反発素材、羽毛素材のまくらもあるようですが、選び方のポイントは?

低反発素材のまくらは、高密度なのが特長。体の形にフィットしてくれるし、おもちのようにムニュっとした感触もポイント。頭を載せるとゆっくり沈んで、頭を支えてくれます。

密度が高いので、以前は通気性が悪くなる可能性も指摘され、夏に蒸れやすいなどの衛生上の問題もありました。
また気温の変化を受けやすく、冬硬くなって、夏柔らかくなるという点もあります。

そのような欠点を補えるように、最近では、活性炭を生地に練りこんだ商品なども開発されています。

高反発素材のまくらは、柔らかく、通気性が良いのが特長。
弾力性があり、寝返りをしても頭や首にフィットします。

ダウン素材のまくらはボリュームがあって、フカフカ。ホテルでも使用されていますし、埋もれる感じがお好みの方はよく選ばれますね。

ただ、注意していただきたいのが、低品質なダウン素材のまくら。布団に使われる羽毛の規格から外れたもの、洗浄が甘いもの、食用のダウンが混ざっている場合もあり、においの原因になることもあります。

衛生面からも、寝心地からも、高品質なダウンを使用しているかどうかを基準に選んでいただきたいですね。

マットレスとの相性も忘れずチェック

――自分に合うまくらの硬さを知る方法も教えてください。

硬い、柔らかいには好みの問題もありますが、ここで重要なのはマットレスとの相性です。

硬めのマットレスには適度な高さのあるまくら、柔らかめのマットレスにはやや低めのまくらがおすすめです。まくらを単独で選ばれる方が多いようですが、お使いのマットレス、またはこれからご購入予定のマットレスと合わないまくらだと良い睡眠は得られません。

――まくらカバー選び、買ったあとのお手入れも重要だとか。

まくらカバーはすっぴんで無防備なお肌に直接触れるもの。摩擦の少ない素材を選ぶと肌ストレスが少なくなります。
また頭はよく汗をかく部分なので、吸湿性も重要です。

そのため、吸湿性の高い天然のコットン素材をおすすめします。
カバーは毎日でも洗いたいものですが、コットン素材は洗濯しやすい素材でもあります。

またまくらも1~2週間に1度でもいいので、陰干しをして風を通すことが大切です。
天日干しだと生地も素材も傷み、耐久性が落ちてしまいます。
とくにウレタンなどの素材は紫外線による劣化が激しいので、要注意。

清潔を保ち、長く使うためにも、正しいお手入れを心がけてくださいね。

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