【大塚家具のSAが解決】クイーンサイズのベッド選びのコツ
INTERVIEW

ご夫婦で1つのベッドに寝る場合、クイーンサイズをお探しの方も多いのでは?でも、クイーンのサイズは、メーカーによって異なることもあるそうです。大きな買い物で失敗しないための選び方のコツを、眠りの専門家である大塚家具の『スリープアドバイザー』に聞きました。
クイーンサイズのベッドは、メーカーによってサイズが違う!?
—夫婦のベッド選びのポイントは?
ご夫婦でベッドを選ばれる際には、ダブルサイズやクイーンサイズを1台選ぶか、シングルサイズを2台選ぶかといったケースが多いと思います。
1つのベッドを共有する場合には、まずはサイズ選びがポイントですね。ダブルサイズなのか、クイーンサイズなのか。また、意外と知られていないのですが、例えば大塚家具では、その中間のワイドダブルロングというサイズもあります。
寝室に置けるベッドのサイズを確認したうえで、ご夫婦の体格に合わせて選ばれるとよいと思います。ダブルサイズはお二人で寝るにはやや小さいので、私たちはワイドダブルロング以上をおすすめすることが多いですね。
ダブルサイズが横幅140 cm、長さが195 cmなのに対して、ワイドダブルロングは横幅153cm、長さが203cm。横幅13cm、長さ8cmの差ですが、この差がけっこう大きいんです。
ただ、このワイドダブルロングのサイズは、大塚家具が設定したサイズです。一部例外はありますが、通常ダブルサイズまではメーカー横断での統一サイズが規定されています。それ以上のサイズの場合は、メーカーごとに独自のサイズが設定できるようになっています。
例えば、シモンズのクイーンサイズの横幅は153cm、レガリアのクイーンサイズは170cm。同じクイーンサイズでもメーカーによって違うんです。シーツやベッドパッドを選ぶときも、同じクイーンサイズと呼ばれていてもサイズが違うことがあるので注意してくださいね。
もう1つ大切なチェックポイントが、振動。1つのベッドを共有する場合、お互いが動いたときに生じる揺れが気になることもあると思います。選ぶ際は、横になって揺れ具合を体感していただくのがおすすめです。例えば、奥さまに寝ていただいて、旦那さまにドシンと座っていただいたり、寝返りをうっていただいたり。私たちも揺らすお手伝いをしますので(笑)、手が必要な際にはお声がけください。
振動が少なく、お互いが快適に眠れるクイーンサイズは?
—クイーンサイズのおすすめは?
今回は、クイーンサイズでおすすめのマットレスを3モデルご紹介しますね。
まずは、レガリアの『レバレンス』。<クイーンロングサイズ/399,000円 (税込)>。こちらは、金属のバネを使っていないノンコイルタイプです。ウレタンのクッション層が充実しているので、寝心地はとてもソフトで気持ちがよいですね。
ノンコイルなので揺れがほぼ伝わらないというのが大きな特徴です。ご夫婦で就寝や起床のタイミングが違ったり、お互いが寝返りをうったりしても、眠りに影響しにくいというのはメリットですよね。さらに、金属を使っていないぶん軽いのも魅力の1つ。クイーンサイズとなるとシーツを取り替えるのもひと苦労ですが、軽いとよりスムーズです。
ノンコイルタイプは耐久性を心配される方も多いですが、最近はウレタンが多ければ多いほど耐久性も上がると言われているんです。この『レバレンス』には、縦からの力に強いハニカム状(八角形)をしたウレタンも入っていて、スプリングのような役割もしてくれるんです。
2つめのおすすめは、レガリアの『サークレット』<クイーンサイズ/259,000円 (税込)>円筒形の独立したバネを使ったポケットコイルを採用しながらも、比較的お求めになりやすい価格を実現したモデルです。ポケットコイルのバネは1つひとつが独立しているので、振動が伝わりにくいというメリットがあります。さらに、お尻の重みで負荷のかかりやすい中央部分は、コイルに密度を高めた混合配列を採用することで、腰のサポート力と耐久性のアップを図っています。
3つめは、スランバーランドの『SL-EX ロイヤル』<クイーンサイズ/489,000円 (税込)>。
連続コイルを採用していますが、バネが二層式のダブルデッキになっているので、バネ自体の揺れが少ないと人気のモデルです。
表面のやわらかさと底部のかたさを兼ね備えていますので、やわらかい寝心地がお好きな方にも、かための寝心地がお好みの方にも気に入っていただきやすいんです。ポケットコイルより通気性がよいというメリットもあります。
シングル×2かクイーンサイズ×1か、迷ったときは?
—シングル×2とクイーンサイズのそれぞれのメリット・デメリットは?
お客さまの中にも、最初はクイーンサイズのベッドを探しにいらっしゃって、結局シングルサイズのベッド2台を選ばれる方もいらっしゃいます。通常は、寝室が6畳あればシングルサイズ2台でも置ける場合が多いので。
シングルサイズ2台の方がひとり分のスペースが広く確保できますし、振動が伝わりにくいですよね。搬入もしやすいですし、シーツなどの種類も豊富だと思います。
また、お子さまとご夫婦で寝たいという場合にも、シングルサイズ2台だとスペースとしても余裕があります。シングルサイズをくっつけたときの間のスキマを埋めるスペーサーもあるんです。バスタオルをスキマに入れるという方もいらっしゃいますが、専用のスペーサーだとよりぴったり入りこんでズレにくくなります。
一方、クイーンサイズの場合は、スペースの限られた寝室でもすっきりとレイアウトでき、インテリア性もアップすると思います。また、シングルサイズ2台分に比べて、価格も抑えられますね。
クイーンサイズは搬入を心配される方もいらっしゃると思いますが、エレベーター付きのマンションであればだいたいの場合が大丈夫です。エレベーターがない場合は、階段搬入になるか、つり上げ搬入になるか、注意が必要ですね。
大塚家具では、つり上げ搬入も基本的には無料で承っていますが、ベランダの下が別の方の敷地の場合は、お客さまの方で許可を取っていただく必要が出てくる可能性もあります。ご来店される際は、敷地図などをお持ちいただけるとスムーズですね。
マットレスを選ぶ際にいろいろなマットレスを寝比べていると、どれがよいか分からなくなることもよくあります。お一人でも迷われるので、特にご夫婦の場合はなおさら。お二人のゆずれる部分、ゆずれない部分を事前にはっきりと決めておくと、選びやすくなると思いますよ。
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*記事中で表示した価格は、2018年5月1日現在の税込価格です。
*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 横浜みなとみらいショールーム プランニングチーム マネージャー
髙橋芳裕(たかはしよしひろ)
お客さまのご希望の商品を伺いながら、自分の家族環境や経験談などをお話しすることも。自分自身をわかっていただいたうえで信頼関係を築き、安心してお買い物していだきたいと思っています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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