安眠効果がアップする、耳栓でぐっすり
COLUMN

騒音などが気になって眠れない人に、耳栓は有効な睡眠グッズのひとつです。そこで、耳栓の具体的な安眠効果と選び方のポイントをアドバイス。使い方の注意点も参考にしてください。
騒音をシャットアウトしないと、脳が休めない
昼間にはそれほど気にならない生活音も、夜、目を閉じてウトウトしたときに聞こえてくる階下の住人の足音、外を走る車のエンジン音、隣家のペットの鳴き声……。気になりだすと止まらず、寝るどころではなくなるときがあります。
また、眠っていても、音をキャッチして脳は休むことできない状態が続くと言われています。
そんな睡眠時の音の悩みを解消するために、耳栓を使うのは賢い方法です。どのような耳栓が睡眠に適しているのでしょうか。
耳栓の主な安眠効果
・気になる騒音をシャットアウトする
夜、道路を走る車や道路工事の騒音、階下の生活音などのいわゆる“騒音”が聞こえてくると、ふと目を覚ましてしまうことがあります。耳栓は、睡眠中の騒音をシャットアウトして中途覚醒を予防するため、深い眠りにつきやすくします。
・より深い睡眠が得られる
夜、寝ているときは「何からも刺激を受けていない」と思われがちですが、実際は、寝息、いびき、歯ぎしり、かけ時計の音など、さまざまな音が耳に届いています。そのたびに脳は反応するので、目覚めたときに、「熟睡できていない」「疲れが取れない」となることが。
睡眠中に耳栓を使用し、脳が受ける刺激を減らすことで、脳はより多く休むことができます。その分、睡眠の質のアップが期待できるでしょう。
安眠効果を高める耳栓の2大ポイント
耳栓は、素材や形、大きさなどさまざまあります。安眠効果を高める耳栓を選ぶポイントは、次の通りです。
・耳の形に合っている
サイズが大きいと、耳の中を圧迫して傷つけてしまうことが。反対に小さくてすぐに外れてしまうと、安眠効果を得ることはできません。
・使用していても痛くない
大きすぎたり、素材が硬すぎたりすると、使用中に痛くなることがあります。ときどきかぶれる人もいるので、素材のチェックは念入りに。
耳栓を使っていると、多少の耳アカなどが付着します。その汚れが空気に触れて酸化すると雑菌が繁殖する原因に。耳の中が炎症を起こす可能性があるので、毎日洗浄し清潔を心がけます。
また、風呂に入って耳の中が湿った状態のまま、耳栓をするのはNG。湿った状態を放置していると耳に雑菌が繁殖しやすくなるので、綿棒などで水分をしっかり取るようにしましょう。
肝心の、目覚まし時計が聞こえないのでは……
「音を遮って安眠効果がアップするのはよいけれど、目覚まし時計が聞こえなかったら、どうしよう」と不安に思う人はいるかもしれません。耳栓は、高音域や低音域の周波数を防ぐ効果の高いものなど、シャットアウトできる音域はさまざまで、多くは騒音を軽減するように作られています。
防ぎたい音域を認識して選べば、目覚ましの音までシャットアウトされることはありません。それでも心配な場合は、光や振動タイプの目覚まし時計を使用することもひとつの方法です。
参考文献
・MiNARi「耳栓をして睡眠すると熟睡出来る!? 驚きの効果と注意点まとめ」
https://minari-media.jp/articles/601
・睡眠の質を高めるサイト「アイマスクと耳栓による安眠効果と注意」
http://suiminkaeru.com/archives/542
・Hapila「耳栓の効果とは? 正しい使用方法や種類、注意点について!」
https://hapila.jp/earplug-effect
文/内藤綾子

内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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