夜のむくみ脚にサヨナラ! 寝るときにできる対策とは?
COLUMN

一日中の立ち仕事や、デスクワークで長時間同じ姿勢でいると、夜になるころには脚が疲れてむくんでしまうことがあります。むくみの対策のひとつとして簡単なのが、寝るときに脚を上げる方法。安眠だけでなく美脚につながるお手軽テクとして覚えておくとよいでしょう。
余分な水分が下半身にたまって、むくみが起こる
脚のむくみは疲れがたまっているサインです。そのような状態ではリラックスすることができず、眠りが浅くなったり、目覚めがスッキリしなかったりすることも。脚だけでなく全身の疲れにもつながってしまうので対策が必要です。
むくみはなぜ起こるのでしょう。それを知ることで、対策が見えてきます。
心臓から送り出された血液は、下半身を巡って、重力に逆らい心臓に戻ります。この流れをサポートするのが脚にある筋肉です。
仕事や運動不足などで脚の筋肉が疲労すると、心臓まで上手く血液が戻ることができずに、下半身に余分な水分がたまってしまい、むくんだ状態になるのです。
特に女性は、きつい下着を着けるとその部分の血行が妨げられ、身体の血流がスムーズにいかずに脚がむくみやすくなることもあります。
むくみの対策として、簡単なのが脚を少し高くして寝る方法です。血液が足先から心臓へ戻りやすくなります。
足の下に座布団を入れることがむくみの対策に
脚を高くして寝るときは、次に挙げることを参考にしてください。
・高さは15〜20cmを目安にするとよいと言われ、足を心臓よりも高くすることがポイント。あまり高すぎると眠れないので、自分にちょうどよい高さを見つけて。
・バスタオルを丸めたり、折り曲げた座布団やクッションを活用し、足首の下に入れる。
・足首の下に敷く、市販の足枕を利用してもOK。下半身に滞る血液の流れが促され、脚のむくみの対策として効果的だと言われる。
また、寝る前にゆっくり入浴をして脚を温めたり、脚を軽くマッサージしたりすることもおすすめです。
「脚が軽くなった」と感じたら、クッションは外して
脚を高くして「楽になった」「脚が軽くなった」と感じたら、バスタオル類は外していつもの姿勢で眠りましょう。寝ている間中ずっと脚を高くしていると、今度は足元に血液が流れづらくなります。もし脚が高いまま眠ってしまっても、たいていの場合、寝返りをしたとき自然にバスタオル類は外れてしまいますが、注意は必要です。
また、腰痛があるときは腰に負担がかかるので、脚を高くして寝ることは控えたほうがよいでしょう。
参考文献
・スキンケア大学「足(脚)のむくみの解消方法(3)美脚になる足枕」
http://www.skincare-univ.com/article/004655/
・快眠コンソーシアム「No.35 睡眠でむくみをすっきり」
http://www.kaimin.gr.jp/sleep_column/35.html
・ネムジム「足がむくんで眠れない! そんなときの対処法とは?」
http://nemgym.com/201408242162/
文/内藤綾子

内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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