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日常生活に“1/fゆらぎ”を取り入れて 質の良い睡眠に変える

“脳”に疲労が蓄積されていると良質な睡眠をとることができないと言われています。今、“1/fゆらぎ”を日常生活に取り入れることで、脳の疲れを取る方法が注目を集めています。さて、その方法とは……。

見逃さないで! “仕事に飽きる”“眠くなる”は脳疲労のサイン。

「長時間の労働で脳を使い続けていると、肩がこったり頭が重くなるなど、身体に不調が表れ始めます。そして、次第に集中力が低下していき“仕事に飽きた”と感じ“眠くなる”ことがあります。これは、酷使した脳の部分に活性酸素が発生して、細胞をサビさせている状態。これ以上、脳の同じ部分を使わせないようにという脳のサインなのです」と、著書の中で東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身氏は語っています。

人が疲れを感じたときは、身体の一部分に痛みがあるとか、だるさを感じたときなので、それは筋肉が疲労しているのだと思いがちですが、これも全て、脳内の自律神経の疲労によるものだと考えられています。脳が疲れた状態のまま、更に仕事などを続けて脳疲労を蓄積させると、生活習慣病のリスクが高まり、当然、睡眠の質も低下します。慢性化した疲労は身体のさまざまな機能を低下させ、最悪な場合は重大な疾病などにかかりやすくなってしまうのです。

そんな事態を回避するためには、日常生活のなかに脳疲労解消法を取り入れることが大切です。では、何を取り入れて疲労を軽減すればよいのでしょうか?

自然界にも人間の身体にも存在する“1/fゆらぎ”

自然界にはさまざまな音があふれています。例えば、小川のせせらぎや小鳥のさえずり、寄せては返す波の音etc……。自然界の音は、必ずしも一定ではなく、強くなったり弱くなったりしますが、この自然界のリズムは完全に規則的でも全くのランダムでもない、私たち人間にとって、ちょうどよい具合のゆらぎになっています。これを“1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)”といいます。

この“1/fゆらぎ”は、人間の生体にとっても非常に大切なリズムで、心拍の間隔、呼吸、脳波、目の動きといった人間の中にも存在していることが解明されています。森林浴でリラックス効果が高まるのは、人間の生体リズムと同じ1/fゆらぎを持つ自然界のリズムを感知し、それに共振して心地よさや安らぎを感じるためなのです。

自然界が奏でるリズムには、そよぐ風、小川のせせらぎ、木漏れ日、星のまたたき、打ち寄せる波、炎のゆらめき、小鳥のさえずり、蛍の光、月の光があります。

“ゆらぎ”を日常生活にプラスして質の良い睡眠に!

暮らしの中に“1/fゆらぎ”があると、交感神経に代わって、脳と身体休息モードに切り替える副交感神経が優位になり、脳疲労を軽減することが解明されています。

日常生活の中に“1/fゆらぎ”を取り入れる方法は決して難しいものではありません。例えば、仕事中やランチタイムに鳥のさえずりが聞こえたら、少しの間だけ目を閉じて、鳥の鳴き声に耳を傾けてみましょう。それだけで癒され充実した気分になるでしょう。

温かみのある木製家具の木目部分も、不規則さと規則正しさが調和したもの。何気なく眺めているだけで、自然とリラックスできるのではないでしょうか。

ロウソクや暖炉の炎の暖かみのある色合いと、ゆらゆらと不規則に揺れる動きを見ているだけで、ゆったりとした気持ちになります。

意外に思うかもしれませんが、通勤に利用する電車の揺れにも1/fゆらぎはあります。時にはスマートフォンを閉じて、電車の振動に耳をすませることで、実は簡単にリラックス効果を得ることができます。

脳疲労のサインを感じたら少し仕事の手を休めて、自然界のリズムを意識的に取り入れる習慣を身につけてみてはいかがでしょう。

【参考文献】
KKベストセラーズ刊「一個人 『疲れ』はとれる」

文/高橋晴美

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