寒い夜に心地良い眠りを! 睡眠の質を上げる冬用パジャマ
COLUMN

冬は日照時間が少なく気温が低いため、寒くて朝の寝起きが悪くなるなど、どうしても睡眠リズムが乱れがちになる季節です。「でも、寒い冬だから仕方ない」そう思って睡眠の質の低下をあきらめていませんか? そんな貴方に改善策をご紹介します!
パジャマは上質な睡眠のために欠かせないスリープ・セレモニーのひとつ。
寝る前に決まった行動をとることで、快眠を呼び込む方法を“スリープ・セレモニー(快眠儀式)”といいます。寝る前に歯を磨く、トイレに行くなども、それに当てはまりますが、スリープ・セレモニーということばを知らなくても、“パジャマに着替える”ことを実行している方は多いのではないでしょうか。
パジャマに着替えることで身体と心がリラックスして、脳のスイッチがスムーズに睡眠モードに切り替えることができると考えられています。このことから、いつも着ているパジャマを見直すことで、睡眠の質を上げるのに効果的だと言われています。
“パジャマ”には睡眠の質を上げるための重要な役割があった!!
睡眠中は、寝返りのとき以外は身体を動かさないので、汗はかかないように思いますが、人は睡眠中でも体温調節のため、約コップ1杯分の汗をかくと言われています。意外に思うかもしれませんが、睡眠中は、起きているときよりも皮膚の新陳代謝が活発になるのです。
パジャマには、汗をしっかり吸収して、湿度を適度に保つ役割が求められます。更に、入浴後、パジャマに着替えて眠ることで身体を清潔な状態に保つ役割もあります。汗や皮脂を吸収したルームウエアのまま寝たり、何日も洗濯をしていないパジャマを着続けることは本末転倒。それだけではなく、清潔ではない状態のものを身につけていると、肌荒れの原因になることもあるので、寝るときに身に着けるものはとても大切なのです。
寒さが刺激となる冬のパジャマ選びのポイント
パジャマには、さまざまな素材やデザインがありますが、冬のパジャマ選びのポイントは大きく分けて下記の3点になります。
1 通気性が高く肌ざわりがよいもの
温湿度調節をしてくれる綿素材は吸水性に優れ、肌ざわりがよいのが特長。敏感肌の方には、特に天然素材のものがおすすめです。
2 寝返りがうちやすいもの
寒くなると生地が厚いモコモコした素材のものを選びたくなりますが、どうしても、スムーズな寝返りを妨げがちになります。寝返りがうてないと、肩こりや腰痛、疲れがとれないといった原因にもなることも。寝返りは、腰や背骨のゆがみを調整したり、血行を促し筋肉の疲れをほぐす、布団の中の温湿度調整、眠りのリズムを整えるなどの役割が伴う大切な動作です。寝返りがうちやすいものか十分にチェックしましょう。
3 サイズはワンランク上のものを
サイズはジャストサイズよりもワンランク上のサイズのものを選ぶと、身体がゆったりとして、よりリラックスできるのではないでしょうか。但し、スリムな方、高齢の方、冷え性の方は、ゆとりがあり過ぎると布団の中でパジャマがもたついてしまうこともあるので、ほどよくフィットしたサイズの方がよく眠れる場合もあります。自分に合うサイズを見極めましょう。
パジャマを素材やデザインだけで選んでいるために寝つけないという人が、実は意外に多いかもしれません。寒い冬こそ、選りすぐりのパジャマをセレクトして、心地良い眠りを手に入れましょう。
【参考文献】
パジャマの選び方ナビ:
http://lovely-pjm.com/shopserve/pajama-navi/pajama-navi.html
文/高橋晴美

高橋晴美(たかはしはるみ)
フリーランス編集ライター。食と健康・旅をテーマに執筆。
主に、旭屋出版 日経BP社 夕刊フジ JTBパブリッシングの月刊誌およびMOOKSなどの編集記事・広告を担当。(株)スミフルジャパンのバナナソムリエ。ベジフルティーチャー。
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