自分にとって理想的な1日の睡眠時間は? 簡単に知る方法をチェック!
COLUMN

1日の睡眠時間が3時間程度で足りるショートスリーパーもいれば、10時間眠るというロングスリーパーも。必要な睡眠時間は人それぞれで、同じ人でも季節や運動量、年齢によって変わるものです。では、今の自分に合った睡眠時間はどれくらいなのでしょうか。
1日の睡眠時間は、長すぎても短すぎてもNG。
睡眠不足は、日中のパフォーマンスを低下させるだけでなく、生活習慣病のリスクを高めたり、肥満のリスクを高めたりといったデメリットがあることがわかっています。
一方、睡眠時間が長すぎても、頭がボーッとしたり、疲労回復感が得られなかったりする『睡眠慣性』の状態になってしまうことも。長すぎず、短すぎない、自分にぴったりの1日の睡眠時間を知って、毎日を元気で快適に過ごしたいものです。
参考までに、一般的な1日の睡眠時間の目安としては、6時間以上8時間未満と言われています。アメリカで行われた睡眠と死亡リスクの因果関係を調べた統計データでも、平均睡眠時間7〜8時間の人が最も寿命が長いという結果になったそうです。
日中快適に過ごせていれば、1日の睡眠時間が適正な証拠。
ナポレオンは3時間睡眠のショートスリーパー、アインシュタインは10時間以上のロングスリーパーだったというのは、睡眠にまつわる話としては有名です。では、自分に必要な1日の睡眠時間はどれくらいでしょう。まずは、現在の睡眠時間が適正かどうかをチェックしてみてください。
いつもの睡眠状態のとき、以下の項目がいくつ当てはまりますか?
<1>日中に眠気がない状態で過ごすことができている
<2>身体に疲れや倦怠感がなく過ごせている
<3>頭が冴えている
すべて「イエス」と回答できた場合は、現在の睡眠時間で問題なさそうです。ただ、すべて「イエス」でも、休日にいつもより2時間以上長く眠ってしまう場合は、普段の睡眠が不足している可能性もあります。通勤電車で居眠りをしている場合も、夜の睡眠時間が足りていないかもしれません。
自分の理想的な睡眠時間を見つけるには?
上記のチェック項目がすべて「イエス」でなかった方や、さらにぴったりの睡眠時間を見つけたい方は、睡眠時間を変えながら、睡眠の記録をつけてみることをおすすめします。
起床する時間は同じに設定して、ベッドに入る時間をずらす方法がおすすめです。いろいろな睡眠時間で試して、眠りの満足度と日中のパフォーマンスをチェックしてみましょう。『睡眠の満足度』『日中の状態』を5段階で簡単に評価しておくと、理想的な睡眠時間を見つけやすくなります。
また、寝床についていたけれど眠っていなかった時間、日中に眠気があった時間なども記録しておくと後々評価しやすくなるので、余裕がある方は試してみてください。
ぐっすりと眠れて、スッキリと目覚められ、日中も快適に過ごせる睡眠時間が見つけられたら、できるだけ生活習慣のリズムを整えて、それをキープできればベストです。
ただし、いつもよりハードな運動をした日や、体調を崩しているときなどは、通常より長い睡眠が必要になります。眠気にしたがって、たっぷりと休息をとるようにしてくださいね。
【参考文献】
『9割の不眠は「夕方」の習慣で治る』(SB新書)
『ぐっすり眠ってスッキリ目覚める 快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
『8時間睡眠のウソ。』(日経BP社)
文/武田明子

武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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