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いびきは治る? どの科に行けばいいの?

睡眠時の「いびき」。周囲に迷惑をかけてしまい、悩んでいる人は意外と多いようです。

でもいざ治そうと思っても、「どんな対策を取ったらいいのか」「病院のどの科にかかればいいのか」分からないですよね。

そこで、いびきの正体、軽減する方法、治療するには、まずどうすればいいのかを探ってみました。

アノ「騒音」が出る理由は、舌にあった!

いびきで悩んでいる人、もしくは周囲を悩ませている人、今まで病院で治療をしようと考えたことはありますか?

いびきの「音」が出る原因となる部分は、鼻や舌、のどです。

そのため、その部分の状態をしっかりと診てもらえる耳鼻咽喉科にかかるのが正解なのだとか。

「実際に奥様やパートナーにいびきについて指摘されて、来院される患者さんが多いですね」というのは、東京都目黒区・なんば耳鼻咽喉科の難波院長。

なんば耳鼻咽喉科の難波院長

それではまず、いびきのメカニズムについて伺ってみましょう。

「まず、いびきの原因となるのは、『舌』。

下

舌は筋肉の塊であり、意外と重いものです。起きているときは重力がかかり、口の下の部分にしっかり収まっていますが、寝ると後頭部が下にくるので、舌の根の部分がのどに沈んでしまいます。

すると、のどの周りが塞がれ、狭くなり、そこを大量の空気が通過することから、粘膜が振動し、「いびき」音が出るのです」

患者さんで多いのは、花粉症や風邪などで鼻が詰まって、いびきがひどくなったというケース。

「鼻が詰まると口でしか息ができない、つまり口呼吸になります。口呼吸だと舌がのどに沈みやすくなり、いびきをかきやすくなってしまいます」

ただこういったケースは、鼻づまりを治療すれば、いびきも治まるのだとか。

続いては難波先生に、日常生活のなかでいびきが軽減する方法を伺ってみましょう。

いびきを軽減させるコツは睡眠習慣の見直しにあり!

・斜め横~横向きに寝る……横向きに寝ると舌が横に落ちます。つまり、のどの奥に落ちないので、いびきがやむことも。今まで横向きで寝る習慣がなく、難しいという方は、抱き枕などを活用すると、自然と横向きになることができるでしょう。

・枕の高さを調整する……枕が低すぎると、のどの部分が塞がれて狭くなり、いびきをかきやすくなります。いびきが気になる人は、のどを塞がない程度の高めの枕を選ぶようにしましょう。応急処置として、枕の下にたたんだタオルを入れたり、背中の部分にタオルを入れて、高さを調整する方法も。

・マウスピース等を利用する……寝ている間、舌をポケットに差し込んで固定するマウスピースもあります。舌が固定される分、寝た時ものどの奥に落ちにくくなります。シリコンのチューブを鼻に差し込むような器具もありますが、寝ている間に異物感を覚え、安眠しにくいという声も。

・深酒をやめる……お酒を飲むと顔が赤くなりますが、実はこのとき鼻の中の粘膜にある毛細血管も充血し、膨張しています。そのため鼻が詰まり、口呼吸をしてしまうようになります。お酒を飲んだとき、大音量のいびきをかきやすくなるのはそのため。いびきが気になるなら、くれぐれもお酒は控えめに。寝酒も避けましょう。

さらに、長年口呼吸を続けてきた人ののどは、炎症を起こして腫れています。そのため、のど周辺も非常に狭くなり、慢性的にいびきをかくことも。

こういった場合、扁桃腺を切除手術し、のどの周りを広げるという方法もあります。

また、「たかがいびき」と思っていたら、睡眠時無呼吸症候群にかかっていたというケースも。これは、寝ている間に呼吸が止まり、酸素不足になる病気です。いびきをかくと同時に、倦怠感や疲労感、頭痛や集中力の低下などの自覚症状があったら、疑ったほうがいいかもしれません。

知らず知らずのうちに、周囲の人を不快にさせてしまういびき。「こればかりは仕方ない」と思っている方も多いかもしれませんが、耳鼻咽喉科で鼻~のどの状態を診てもらったり、睡眠習慣を見直したり……さまざまな解決策があることが分かりました。

いびきの問題を解決して、自分のみならず、周囲の人も快適な睡眠生活を送れるようになるといいですね!

【取材協力】
なんば耳鼻咽喉科
http://namba-clinic.com/

文/阿部桃子

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