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【スリープアドバイザーのぐっす理論】 マットレスや寝具の寿命を知って、 質の良い睡眠を手に入れる!

最新の睡眠理論やノウハウを、眠りのプロフェッショナル『スリープアドバイザー』にリサーチする本シリーズ。今回は、マットレスや掛け布団、枕の寿命をチェックする方法や、長く使うためのコツなどをスリープアドバイザーに聞きました。

マットレスでは、『寿命=替え時』とは限らない。

—マットレスの一般的な寿命とは?

マットレスの寿命は、日本人の場合はだいたい10年〜15年。毎日使っているとスプリングの上にのっている『詰め物』にへたりが出てくると言われています。座布団を長く使っていると、ペタンコになるようなイメージですね。

詰め物がへたると、身体の凹凸に合わせるフィット力が低下します。例えば、横向きになった時、買った当初は不要だった枕が必要になることも。ただ、すぐ身体に影響が出るということでもないと思います。極論を言えば、ご本人が気持ちよくお休みになれていれば、急いで交換する必要もありません。

一方、明らかに、おしりの部分がボコンと落ち込んでいたり、バネがギシギシと鳴っていたり、違和感を感じたら買い替えを検討していただいても良いと思います。また、「腰が痛くなってきた」と買い替えられるお客さまも多いのですが、それも一つのサインです。

買い替えのタイミング

手で押さえている部分のように、マットレスが明らかに落ち込んでいたら買い替えのタイミング。

ただ、マットレスのへたりによって腰が痛くなったのか、年齢を重ねて筋力が低下したことによる腰痛なのか、根本的な原因はわかりません。身体に異変を感じた時は、マットレスの寿命かどうかに関わらず、マットレスを今のコンディションに合わせてアジャストするという発想をしていただけると良いですね。

羽毛布団は『かさ』と保温性、枕は衛生面をチェック。

—掛け布団・枕の一般的な寿命とは?

掛け布団では、大塚家具でおすすめしている羽毛布団であれば、15~20年くらいでしょうか。やはり、毎日使っているうちに、徐々に浸透してきた汗や皮脂などによって、タンポポの綿毛のようなダウンボールがふくらみを失い、羽毛の持つ吸湿性や放湿性が充分発揮されなくなります。そうすると、全体的に『かさ』が減り、空気をキープしにくくなることで保温性も下がってしまうことに。

15~20年経って、ボリュームがもの足りなくなり、冬場に肌寒さを感じるようになったら、一度リフォームするのがおすすめです。羽毛を取り出して洗浄し、へたった羽毛と新しい羽毛を交換し、生地も取り変えますので、新品のように生まれ変わります。

羽毛布団

20年くらいは使えるという、通気性と保温性に優れた羽毛布団。

ポリエステル綿などの化学繊維の掛け布団の場合は、へたってしまったら元に戻すのは難しいので、お買い替えになると思います。綿のお布団であれば、お布団屋さんに綿の入れ替えをお願いできますね。

枕の場合は、3年が交換の目安です。毎日カバーを洗濯しても、皮脂の汚れなどで不衛生になりがちで、においも気になりますよね。長い期間使っていると、ダニなどが繁殖してしまうことも。また、マットレスのへたりが進めば合う枕も変わってきます。アジャストという意味でも、3年くらいで見直していただくと安心ですね。

お盆とお正月の前に、マットレスをローテーション。

—マットレスを長持ちさせるコツはある?

マットレスでは、おしり部分に一番体重がかかります。それを分散させるために、頭側と足側を反対にするローテーションを行ってください。一般的には半年に一回。大掃除をするようなお盆とお正月前と決めておけば、忘れずにすみますね。ご夫婦であれば、寝る場所を交換したり、マットレス自体を交換したりも良いと思います。

また、マットレスを選ぶ時、とてもやわらかい寝心地なのにお手頃価格というものには注意が必要です。中のスプリングの針金が細かったり、数が少なかったりするので、寿命が短くなる可能性があります。

—枕を長持ちさせるコツはある?

ダウンピロー(羽毛の枕)では、羽毛が片寄ってしまうと首元がつぶれやすくなってしまうので、空気をふくませるように手でたたいて、枕全体にまんべんなく羽毛が行きわたるように整えてあげてください。羽毛布団と同様に復元力が高いので、清潔にしていれば比較的長く使っていただけると思います。

羽毛の枕

羽毛の枕は、空気を含ませるように横をポンポンとたたくとふっくらと復元。

一方、お手頃なポリエステル綿を使った枕は、へたったらへたりっぱなしで元には戻りません。短い寿命のものとして、割り切って考えてください。ウレタンタイプのものは、中のスポンジ素材がポロポロと崩れてきたら寿命ですね。

羽毛布団は、くるくる丸めて空気の入れ換え。

—掛け布団を長持ちさせるコツはある?

羽毛布団を買う時は、まず、表面が無地のものを選ぶのがポイントです。湿気をこもらせないためには、外側の生地の通気性が大切ですが、柄がプリントされているものはシリコンやウレタン系の塗料を吹き付けてバリアを作っている場合が多いんです。

あと、細かい話になりますが、縫い目を見てほしいんです。ミシン目が出ていないものは、内側から縫っているので羽毛が吹き出しにくく、長持ちすると思います。

内側から縫っているミシン目

羽毛の吹き出しが少ない、内側から縫っているミシン目。

羽毛布団のお手入れでは、天日干しは基本的にNG。外に干す場合は陰干しで30分前後。人間のお肌や髪の毛と同じように、羽毛も紫外線のダメージを受けるとへたりやすくなってしまいます。通気性の良い羽毛布団なら、中の空気を入れ換える程度で十分です。丸めて中の空気を全部出して、あとは広げてあげるだけ。

空気の入れ換え

羽毛布団の空気の入れ換えは、縦に二つまたは三つ折りにして、端の方から寝袋を丸める要領で。

使わない時は、たたんで通気性の良い袋に入れて、風通しの良いところにしまってください。使い古したシーツで包んでも良いですね。空気が通る環境というのが、お布団にとってはベストなんです。

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