MENU

快適な眠りで豊かなライフスタイルを Good Sleep Factory

How to

気になる布団・マットレスのダニ対策とお手入れ ダニの研究・開発のプロ「日革研究所」に尋ねました①

アレルギーの原因となるダニの存在。家庭でどんなケアをすればどの程度、繁殖を抑えることができるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

今回お話を伺ったのは、兵庫県の日革研究所。創業者の渡邊さんは、ダニアレルギーによるアトピー性皮膚炎を患っていたお孫さんを助けるために研究を始め、約10年の歳月をかけてダニを集めて捕獲・乾燥させる「ダニ捕りマット」を開発されました。おもにチリダニを原因とするアレルギー性皮膚炎、気管支喘息などの難病対策に貢献する商品開発を行っています。ダニの生態とダニが及ぼす健康被害、掃除のポイントについて、お話を伺いました。

ダニの生態と健康被害

2

──ダニはどんなところに生息しているのでしょうか?

人間が生活しているところには、必ずダニがいます。室内で言えば、おもにカーペットやじゅうたん、布製のソファや衣類、ベッドや敷き布団などの寝具に生息しています。髪の毛やフケ、アカなど人間の剥離物や、食べこぼし、カビやほこりをエサとして生きています。

──ダニに刺されるとどのような症状が出るのでしょうか?

家の中で刺されるのであれば、ツメダニの可能性が高いです。刺されると1週間から10日ほど、かゆみが長引くことがあります。ツメダニは、チリダニをエサにしているため、チリダニが生息している畳やカーペット、じゅうたんや布団・マットレスなど、湿気や熱がこもりやすい場所を好みます。

──ダニがいることでどのような健康被害があるのでしょうか?フンや死骸なども悪影響を及ぼすのでしょうか?

ダニによるアレルギー疾患において、原因となる代表格はチリダニ類です。チリダニは屋内に生息しているダニの80~90%を占めています。噛むことはありませんが、フンや死骸はアレルゲンとなり、アレルギー性疾患を引き起こします。おもに、アレルギー性結膜炎、気管支ぜんそく、アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などです。

布団・マットレスの掃除のポイント

3

──寝具や布団、マットレスなど布製の家具はとくにダニが住みつきやすいのでしょうか?

人は、1日の生活の中でおよそ1/3をベッドや布団で過ごします。そのため、ダニのエサとなるフケやアカが蓄積しやすく、就寝中に体から出る汗によって布団やマットレスが湿り、内部の湿度が高くなります。そのため、寝具は室内のなかでも、もっとも多く生息する場所となります。

──ダニの弱点はあるのでしょうか?寝具の掃除やメンテナンスは一般的に、洗濯、日干しだと思いますが、ダニ対策は効果的なのでしょうか?

ダニはおよそ80%が水分でできているので、弱点は、熱と乾燥です。温度60℃以上を20分以上継続できれば撃退できますが、夏場の天日干しで、温度が60℃以上になることは少ないことが分かりました。しかも表面にいたダニは奥へと移動するため、完全な対策にはなりません。
布団を天日干しすることで、お布団の湿度を下げ、ダニの住みにくい環境をつくることはできます。掃除機は、ゴミやダニアレルゲンを吸い取る利点はありますが、生きたダニを吸い取ることが難しいと実験の結果で分かりました。ダニ対策は生きたダニを退治しないと根本的な解決にはなりません。

──マットレスや布団に掃除機をかけるときのポイントはありますか?

天日干しをしたマットレスや布団をたたかずに、室内に入れた後、片面1分間を目安に丁寧に掃除機をかけてください。
健康被害を及ぼすダニ。その生態や弱点を知ることで、目には見えない天敵退治にひと役買ってくれそうですね。布団やマットレスはダニの好む場所であることが分かりましたが、ダニは死骸やフンはアレルゲンになる上、ほこりを好むことからベッドの周りや下にも気を配った方がよさそうです。次回は、室内のどこの気を配ったらよいのか、どう掃除したらよいかについてお伺いします。

LINEで送る