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“ぐっすり寝る”を引き寄せる!? 目を温める入浴中&就寝前ストレッチ

日本では数少ない、眼精疲労と子どもの視力回復の専門医として研究・治療を行う、吉祥寺森岡眼科・院長の森岡清史先生にお話を聞きました。3回連載シリーズの第3回は森岡先生がおすすめする、目の疲れをとる入浴中や就寝前に行う目を温めるストレッチです。この方法は、ぐっすり寝ることにも効果を発揮すると言われています。さて、それはどのような方法なのでしょうか?

ぐっすり寝ることができないのは目の疲れが原因かも?

私たちは毎日、紫外線やパソコンなど、さまざまな光にさらされながら生活しているため、目の筋肉には疲労物質がたまっています。その状態を長く放置してしまうと、頭痛や肩こりなど身体の至るところが不調をきたすようになると言われています。そうなると、睡眠の質が落ちてしまい、ぐっすり寝ることもできなくなってしまうでしょう。その負のスパイラルに入る前に、毎日、目をケアすることで、身体の不調をリセットし、睡眠の質を上げていきましょう。

森岡先生によると、「目が疲れたときに、よく目のまわりを冷たいタオルで冷やす人がいますが、それでは疲れた目を労わることはできません。冷やすと確かに一時的にはスッキリした気分にはなりますが、冷たい刺激で目の筋肉が緊張してしまい、余計に目の疲れを悪化させてしまうことにもなりかねません。筋肉にたまった疲労物質を排出するには、目や目のまわりを温めて、血行を促すことが大切です。目の疲れをとる方法として、蒸しタオルを使い、まぶたの上から温湿布する方法があります。じんわりとした温かさが目やまぶたの緊張をほぐします」。とのこと。

また、これ以外にも、リラックスしながらできる手軽な方法があるそうです。それは、いつ、どのように行うものなのでしょうか。

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お風呂でリラックスしながらストレッチ

一日の身体の疲れをとるために、バスタブに自分の好きな香りの入浴剤を入れて、ゆっくり身体をしずめて過ごすバスタイムは、それだけでリラックスできる至福の時間と思っている人は多いと思います。湯舟につかっていると、それだけで疲れがとれていく感覚がありますが、そのときに、お風呂の中でストレッチを行うことで、さらに目の疲れがとれて、ぐっすり寝るための効果も期待できるのが、森岡先生がおすすめする“入浴中のストレッチ”です。

始める前に手を温めてから行うことで、より高い効果が期待できるので、入浴するときは、手をお湯の中に入れておきます。数分後に、手の表面温度は40℃前後になるので、それからストレッチのスタート。1~4の順番で行いましょう。

1 首の横の筋肉を両手の人差し指と中指で上下にさする。これを、4秒間ずつ2回繰り返す。頸動脈があるので、強く押さないように注意を。

2 下あごの付け根に人差し指を当てる。耳の後ろの付け根を囲むように、人差し指・中指、くすり指の4本指を回す。これを5秒間ずつ3回行う。

3 手を再びお湯で温めてから、閉じた目の上に目隠しをするように軽くのせる。これを、5秒間ずつ2回行う。

4 手をお椀型にして、眉毛付近に指先、頬骨の上に手の平の付け根を置き、上下・左右にさする。これを5秒間、2回ずつ行う。

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目の疲れがさらに解消されて入眠を促す“就寝前ストレッチ”

就寝前の時間は、できるだけスムーズに副交感神経が優位に働くモードに入るよう、心身をリラックスさせるのがポイントです。就寝前のストレッチに、あまり複雑な動きのものを取り入れてしまうと、逆に交感神経が優位な状態に働くことになり、返って入眠を遠ざけてしまいます。そこで、森岡先生がおすすめするのが、両手の人差し指・中指・薬指のみで行う簡単な就寝前のストレッチです。1~3の順番で行いましょう。

1 眉毛の上に両手の人差し指、中指、薬指を3本そろえて置く。次に、ゆっくりと左右に動かす。これを5秒間かけて3回繰り返して行う。

2 両方の頬骨の上に人差し指、中指、薬指の3本を置いて前後に動かす。5秒間ずつ3回行う。

3 3本の指を縦にして、こめかみのくぼみに薬指を置き、上下に動かす。これを5秒間ずつ3回行う。

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なお、このストレッチは就寝前だけでなく、昼寝の前に行うこ場合も、就寝前と同じような効果が期待できるそうです。

また、前章で紹介した温湿布は、就寝前にも効果があります。入眠へと導かれて、よりぐっすり寝ることができるのではないでしょうか。ただし、眠りに落ちる前に蒸しタオルを外さないと、風邪を引く原因にもなりかねないので、必ず、蒸しタオルは外してから眠りましょう。

“目を温める”ストレッチはいかがでしたか?

毎日、入浴中と就寝前のストレッチを行うことで、ぐっすり寝ることができるようになると思います。数分間のストレッチを日常生活に取り入れて目の疲労を解消し、質の高い睡眠を取り戻しましょう。

文/高橋晴美

監修:吉祥寺森岡眼科院長 森岡清史(もりおかきよし)先生

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