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そろそろ買い替え? 寝具のくたびれ度をチェック

ベッドやマットレス、枕などの寝具は、長く使えるもの。

とはいえ、一体どの程度使い込んだら買い換えればいいのか意外と分かりにくいものです。

そこで今回は大塚家具のスリープアドバイザー芝岡真理が快適な眠りを得るための寝具の買い替えどきをアドバイスします。

マットレスの買い替えはバネバネ感が目安!?

――寝具類の買い替えどきは意外と分かりにくいもの。まずは眠りの質を大きく左右すると言われるマットレスについて教えていただけますか?

(以下芝岡)マットレスは、下にバネがあり、上に詰め物が重ねられている構造になっています。

老朽化

マットレスが老朽化すると、この詰め物部分がぺちゃんとつぶれてしまうことがあります。ただ、マットレスの外面はカバーで覆われていますので、外見からは詰め物の状態を知ることはできません。

また、詰め物は徐々に劣化して行くので、寝ている本人も気づきにくいものです。

そのため、マットレスを手で押して、手のひらにバネがある感じが伝わってくるかどうかをチェックしてみてください。

チェック

バネが近くにある感じがあれば、詰め物がくたびれていて、マットレス本来の機能を発揮していない可能性があります。

また、マットレスの理想は、身体を面で支えてくれるというもの。

もし2人でチェックできるなら、ひとりの方はマットレスに寝て、ひとりの方は横から写真を撮ってみて下さい。

その写真を見て、腰の部分が下に沈んでいないか、全身が真っ直ぐにフィットしているかを調べる方法もあります。

――老朽化したマットを使っていると、どのような影響がありますか?

詰め物がくたびれると、マットが硬くなってきます。

硬すぎるマットは身体を圧迫するので、血流が止まってしまう原因に。それを避けるために夜中必要以上に寝返りを打つことになり、眠りが浅くなってしまうのです。

また、血流が滞るので、血がドロドロになることにもつながると言われます。

――マットレスを長持ちさせるコツはありますか?

腰からお尻の部分は全体重の約44%を占めているため、一番負荷がかかります。そのため、一カ所だけへこんだり沈んだりすることが考えらえます。

大切なのは、負荷を分散させること。

年4回、季節ごとを目安に、片面使用タイプのマットレスは頭と足の部分を180度逆転、両面使用タイプのものは上下を変えるローテーションをして、負荷を均等にしてあげましょう。

また、マットレスの寿命は10年くらいが目安。10年も経てば誰でも加齢と共に、筋力や体形、寝心地の好みが変わるからです。

マットレスを購入してから10年以上過ぎているなら、上記のようなマットレスのチェックをしていただきたいですね。

枕はとても老朽化しやすい

――では、枕の買い替えどきはいかがでしょうか?

枕は頭や首を乗せるところ。汗もたまりますし、湿気や水分も多く、ダニも発生しやすい部分だと言われています。

買い替えどき

一説によると、3年くらい使い込んだ枕は、元の重量と比較して4%くらい重くなっているのだとか。その4%は、湿気やダニの死骸分だと言われています。そう考えると、衛生面も心配ですね。

また、頭は意外と重いもので、全体重の8%くらいの重さがあります。しかも枕の中にはバネが入っているわけではないので、毎日その負荷がかかると、羽毛や綿など、内部の詰め物も劣化しやすいのです。

そういった観点からも、枕は2~3年おきの買い替えを目安にしていただければいいですね。

もちろん普段から、枕カバーを頻繁に洗う、枕の風通しを良くしてあげるなどのお手入れも大切。ただ、枕は素材も多様で、なかでも高反発枕で使用されるラテックスなどは日差しに弱く、蛍光灯の光でも劣化してしまうほどです。

枕は日干しはせず、風にさらしてあげる程度にしましょう。

――ベッドフレームに関してはいかがでしょうか?

フレームは、基本的には壊れるまでは使えるものだと考えています。

ただ、使い込むうちにフレーム本体のねじがゆるみ、ぐらぐらしたり、きしみが出たり、ということも。

フレーム上部を背もたれとして使っているようなケースはとくに、こういった状態になりやすいでしょう。

そのため、1年に1回でいいので、ねじのジョイント部分をしめ直してみてください。そうすることで、ぐらつきやきしみ音を防ぎ、長く快適に使うことができます。

ぐらつきやきしみ

尚、買い替えどきのポイントですが、雰囲気を変えたいとき、マットレスを買い替える機会に一緒に、と考えるお客様もいらっしゃるようです。

――ベッドカバーや枕カバーなどのファブリックの買い替えどきはいかがでしょうか?

ファブリック類は肌に直接触れるもの。その肌触りが入眠を左右すると言っても過言ではありません。毛玉が出ている、すれている、チクチクするようになったものは、使用を避けたほうがいいでしょう。

理想を言えば、季節ごと、または年に2回春夏に買い換えれば、肌触りも良く、快眠生活が送れるのではないでしょうか。

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