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寝る前の1杯の水が眠りの質を高める?

ヒトは眠っているときに、コップ1杯分ほどの水分が失われていると言われています。睡眠中に汗をかくことで、身体が水分不足の状態になっているかもしれません。寝る前に水を飲むことで、眠りの質を高めるポイントをご紹介します。

寝る前に水が必要な理由とは

私たちの身体の約60%は水分でつくられています。例えば、体重60kgの人の場合、約36kgが水分となり、身体の大半を水分が占めていることになります。

寝ている間に汗をかき水分不足になると、血液がドロドロになり血行が悪くなります。水分の摂取量が不足すると血圧が上昇し、熱中症や心筋梗塞、脳梗塞などさまざまな健康障害のリスクも発生します。

特に就寝時の水分不足には注意が必要です。例えば、脳梗塞の発症時間で最も多いのは夜間から早朝にかけての時間帯です。その理由は、寝る前に水分の摂取が低下し脱水の傾向が強くなるからとされています。

枕元にコップ1杯の水を

就寝時の水分不足による健康障害のリスクを受け、厚生労働省でも2007年から「健康のため水を飲もう」推進運動を提唱し、寝る前に水を飲むよう呼びかけています。就寝の前後は多くの人が水分不足になりがちな時間帯とされており、枕元に水をおいて就寝するような啓蒙運動もされています。

のどの渇きは脱水が始まっているサインです。渇きを感じたら水を飲む…ではなく、渇きを感じる前に水分を摂るよう習慣づけましょう。

寝る前に水を飲むことの効果とは

朝起きづらかったり、寝ても疲れが取れなかったりする方も、就寝時の水分不足が原因かもしれません。
寝る前に水を飲むことで、体内の血液循環がスムーズになり、老廃物の排出が促されます。日中に内臓や筋肉にたまった疲労物質を流してくれる効果もあります。
ただし、コップ1杯以上の水を飲むと利尿作用を促すことがあるので注意してください。

水の質にもこだわって

水分補給をする際、水の質にも注意が必要です。例えば、ジュースやスープなど砂糖や塩分の濃度が高い飲料は、体内で吸収されるまでの時間が長くなってしまいます。

また、お酒やコーヒーなどアルコールや多量のカフェインを含む飲料は、利尿作用があり体内の水分を必要以上に排泄してしまうので、水分補給としては避けた方が良いでしょう。アルコールやカフェインを夜に飲むこともあるかもしれませんが、利尿作用があることを頭に入れておきましょう。
例えば、ビール1リットルを飲んだ場合、1.1リットルの尿が排泄されます。アルコールやカフェインを多く含む飲料を飲んだ日は、いつも以上にしっかりと水分補給をしましょう。

参考文献:
「こわばり女子のからだほぐし大全」(PHP研究所)
『「健康のため水を飲もう」推進運動』(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html

文/姜 奈々

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