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1日の睡眠時間大丈夫? 睡眠不足がもたらすリスクとは?

日中、眠気がくると仕事に影響が出ることも……。連日、睡眠不足だと分かってはるものの、リズムがズレてしまうとなかなか改善できないものですよね。そもそも、自分の1日の睡眠時間は大丈夫なのでしょうか? もちろん必要な睡眠時間には個人差がありますが、睡眠不足や長く寝すぎることにはリスクがあるようです。

今回は、適切な睡眠時間を知るためのヒントとなる興味深い研究結果をご紹介します。

最も死亡危険率が低い1日の睡眠時間とは?

睡眠時間は、寿命にも深い関係があるのをご存知でしょうか? 睡眠と死亡率との関係について研究を行っているカリフォルニア大学の調査によれば、通常の睡眠時間が1日6.5~7.4時間の人の死亡危険率が、最も低いことが分かっています。

そして最も死亡危険率が高いのは、男女共に1日9.5時間以上。次いで、1日2.5~3.4時間でした。睡眠時間は長すぎても短すぎても死亡危険率が高いということです。

その原因は明らかになっていませんが、不眠ぎみな人は健康な人に比べて、高血圧を発症するリスクが約2倍になるという研究結果もあり、睡眠不足は健康を損ねることが考えられます。一方で、睡眠時間が長い人の死亡危険率が高い結果になっているのは、病気がちな人は長く寝る傾向があるためという見方もあります。

がんと診断されるリスクが高くなる睡眠時間って?

誰もが気になる「がん」のこと。米国立がん研究所の調査によれば、女性は定期的な運動で、がんのリスクが下がることが分かっているそうです。ただし、運動を行っているものの、一晩の睡眠時間が平均7時間未満の女性は、習慣的にきちんと睡眠をとっている女性に比べて、がんと診断されるリスクが47%も高くなるという結果も出ているそうです。

睡眠時間が短いと、ホルモンや代謝に悪い影響が及ぶことがあるのではないかと考えられています。

運動をしていても睡眠時間が少ないと、がんのリスクが上がってしまうとは驚きですね。

睡眠時間が長すぎても死亡リスクが上がる?!

睡眠不足は健康に悪い、ということはなんとなく実感として分かりますが、実は1日の睡眠時間が長すぎてもリスクがあることが分かっています。

東北大学大学院の「睡眠時間と全死因・死因別死亡リスク:大崎国保コホート研究」によれば、脳卒中の死亡リスクをのぞいた死亡リスクにおいて、身体機能や主観的健康度とは関係なく、長時間睡眠をとる人に死亡リスクが上昇する傾向があったそうです。

この研究では、睡眠時間を6時間以下、7時間、8時間、9時間、10時間以上の5カテゴリに分けて行ったそうです。すべての死因において、10時間以上眠っている人が最も死亡リスクが高くなっていました。
その理由は明らかになっていませんが、健康状態の悪い場合や身体活動度が低下した人が長時間睡眠になり、その結果、死亡リスクが上がるのではないかとも考えられています。

それぞれの研究は、一定の条件のもとに行われたもので、その結果がすべての人にあてはまるわけではありません。ただ、目安として、睡眠不足や長く眠りすぎている場合に、自分の1日の睡眠時間を見直すきっかけにすることができるでしょう。

参考文献
・かくれ不眠ラボ 睡眠改善委員会「不眠がもたらすリスク」
http://www.brainhealth.jp/suimin/risk/01.php
・AFPBB News「運動と睡眠の相乗効果で、がんのリスク減少 米研究」
http://www.afpbb.com/articles/-/2540179?pid=3536427
・東北大学大学院医学系研究科医科学専攻 社会医学講座公衆衛生学分野「睡眠時間と全死因・死因別死亡リスク:大崎国保コホート研究」
http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/515

文/石原亜香利

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