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夢が自分で操れる“明晰夢(めいせきむ)”は睡眠の質を上げるor下げる?

自分で見たいと思う夢を自由に見ることができるようになるとしたら、毎晩、眠りにつくのが楽しみになる気がしませんか。では、実際にそんなことは可能なのでしょうか? 睡眠の質と夢の関係について探ります。

そもそも夢はいつ見るものなの?

睡眠には2種類あります。ひとつは、身体は休んでいるのに脳は活動している浅い眠りの“レム睡眠”。もうひとつは、脳と身体の両方とも休んでいると言われる深い眠りの“ノンレム睡眠”。この2つのパターンが交互に起こることで睡眠のリズムができあがります。

鮮明に記憶に残っているのは、ほとんどが「レム睡眠」のときに見る夢なので、夢は眠りの浅い「レム睡眠」のときにのみに見ると思われていました。しかし、これまでの研究で、眠りの深い「ノンレム睡眠」のときにも夢を見ていることが解明されています。人は一晩で4~5回ほど夢を見ていると考えられていますが、夢は起きてから約10分以内に内容の95%を忘れてしまうため、見ていないと思い込んでいることが多いのだそうです。ですから、夢を見たからといって直ちに、睡眠の質が悪いとは限らないのです。

なぜ夢を見るのか?ということについては諸説ありますが、最も有力な説としては、私たちは一日の生活の中で、たくさんの出来事を体験し膨大な量の情報を得ていますが、脳がそれを整理しているのです。記憶として頭で覚えている情報だけでなく、全く意識してない潜在意識の中からも必要な記憶をピックアップして、必要な情報といらない情報に分類しているのだそうです。

夢を見ていることを自覚?!“明晰夢”とは?

“明晰夢”それは、夢の中でそれが夢であることに気づき、夢を意図的にコントロールできるようになる夢のことを言うのだそうです。誰もが何度となくそのような夢を偶然、見たことがあるのではないでしょうか。もし、夢の中で会いたいと思う人と話をしたり、好きな場所へ旅ができるなど、自分で見たい夢を自由に操ることができるとしたら、眠ることが楽しくて毎晩ワクワクすることでしょう。

明晰夢については、ドイツのフランクフルト大学の臨床心理学者であるウルスラ・フォス(Ursula Voss)氏の研究チームが実験を行っています。その方法は、明晰夢の経験がない健康な若年成人27名を、人が夢を見るレム睡眠の出現から2分後、被験者の前頭葉に微弱電流(2〜100ヘルツ)を流すグループと電気を流さない疑似電流を流すグループに分けて30秒間与えた。その結果、40ヘルツで脳を刺激したときに、微弱電流を流した被験者が3/4の確率で明晰夢を見たと報告。科学的に明晰夢を起こすことに成功したことが、科学誌「Nature Neuroscience」で発表されました。

そして、モントリオール大学で夢と悪夢の研究を行うトーレ・ニールセン(Tore Nielsen)氏が明晰夢を起こすこの実験は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの病気や悪夢の治療にも応用できるかもしれないとコメントしたそうです。

眠るまでの行動を少し変えて睡眠の質を上げよう

明晰夢は訓練によって見ることができるようになるという人もいますが、残念ながら現時点で、明晰夢が睡眠の質を上げるかそれとも下げてしまうのか、全てが解明されているわけではないようです。では、実践可能な睡眠の質を上げるコツはあるのでしょうか?

・夕方以降はカフェインなどの刺激物は口にしないようにする
・夕食は食べ過ぎないようにして腹八分目に留める
・寝る前は明るいライトさ避けるようにする
・眠るための儀式を決めて毎日、寝る前に行う
・眠れないことで悩み過ぎないようにする
・寝室は季節ごとの適温を保つようにする

まずは、上記のことを取り入れて、睡眠の質の向上に役立ててみてください。

【参考文献】
好きな夢が見れる?夢をコントロールできる明晰夢を見る方法:
https://matome.naver.jp/odai/2140833159002962201?page=2
明晰夢.com:「明晰夢の基礎知識」
http://xn--kssp41aoia.com/luciddream/

文/高橋晴美

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