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毎日飲んで質の高い睡眠に変える「甘酒」のパワー

近年、さまざまな健康効果が期待できる飲み物として幅広い世代から人気を集めている「甘酒」。注目すべきは、甘酒を毎日飲むことで“質の高い睡眠”が得られる効果が期待できるという点です。さて、その真相は……。

甘酒は大きく分けて2種類ある

甘酒はもともと中国が起源とされています。日本に伝えられたのは古墳時代までさかのぼり『日本書紀』の中に、応神天皇が吉野に出かけた際、先住民が甘酒のルーツとなる飲み物を献上したと記述されているそうです。このように甘酒は、古来から日本で飲まれてきた、お米からつくられた伝統的な甘味飲料ですが、地域により作り方が異なるという特徴がありました。大きく分けると「酒粕で作る甘酒」と「米麹で作る甘酒」の2種類です。酒粕で作る甘酒は甘みがないので砂糖を加えて作ります。酒粕は日本酒を作る工程でできるものなので、微量ながらアルコールが含まれています。一方、米麹で作る甘酒は、米麹を煮詰めることで発酵し、デンプンが分解されてブドウ糖になる(糖化)ので自然な甘みがあります。

質の高い睡眠に変えるのは“酒粕”で作る甘酒

甘酒にはおもにビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖などが含まれています。栄養価の高い飲み物ですが、質の高い睡眠をとることが期待できるのは“酒粕で作る甘酒”です。筑波大学と企業との共同研究により、酒粕に多く含まれる“清酒酵母”が、体内にあるアデノシンA2A受容体という分子と結合することで活発になり、睡眠の質が改善されることがわかっています。※1

飲む時間は寝る1~2時間前が理想的

市販されている甘酒には、酒粕で作る甘酒、米麹で作る甘酒の他に、酒粕と米麹をブレンドして作る甘酒など、さまざまなタイプがあります。質の高い睡眠を期待する場合は購入する際、原材料に酒粕があるかを確認して選ぶとよいでしょう。

甘酒はお正月に神社やお寺の屋台で目にすることが多いことから、冬の飲み物というイメージが強いかもしれません。しかし、江戸時代では、夏バテ防止のための飲み物として、京都や大阪、江戸などでは夏の間だけ「甘酒売り」が町中を売り歩いていたのだそうです。このことから俳句では、甘酒は“夏の季語”となっています。

飲み方は好みで、温めても冷やしても良いのですが、酒粕が苦手という人には、甘酒を豆乳やヨーグルトで割ると飲みやすくなります。

甘酒の栄養は体に吸収されやすいという性質があるそうです。体内に吸収されるのに1~2時間かかるため、“質の高い睡眠”の効果を期待する場合は、寝る1~2時間前にコップ1杯(200ml)ほど飲むのがおすすめといわれています。ただし、酒粕で作る甘酒にはアルコールが含まれているので、アルコールに弱い人、子ども、妊娠中の人および授乳中の人は飲むのを控えましょう。

【参考文献】
※1「清酒酵母」に“睡眠の質“を高める効果があることを世界で初めて発見!
http://www.lion.co.jp/ja/company/press/2014/962

文/高橋晴美

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