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その痛み、本当に片頭痛? 薬より見直すべきは『睡眠姿勢』かも

「私、片頭痛持ちなんです」というあなた。寝ている時に自然な寝返り、打てていますか? もしかしたら、その慢性的な頭痛は片頭痛ではなくて、寝ている間の姿勢の悪さからくる緊張型頭痛の可能性もあるそうです。頭痛と睡眠の関係について、一緒に探っていきましょう。

よくない睡眠姿勢が、頭痛を引き起こす!?

国民の4人に1人が『頭痛持ち』と言われる日本。なかでも慢性頭痛の代名詞と言えるほど多く聞かれるのが『片頭痛』の悩みです。実はこの片頭痛ですが、頭痛持ちの中でも実際には約28%と少数派なのだそう。残りの大半を占めるのが『緊張型頭痛』だと言います。

・片頭痛

血管が拡張することで頭痛が起こる。ズキンズキンと波打つような痛み。身体を動かすとガンガンと頭に響く。頭痛の前兆にチカチカした光が見えることもある。

・緊張型頭痛

睡眠時などの姿勢の悪さから、首の筋肉が緊張し、神経が圧迫されることによって頭痛が起こる。後頭部を中心に頭全体を締め付けられるような重い痛み。

自称片頭痛持ちの方も、実は緊張型頭痛の症状だったということも多いそうです。また、片頭痛と緊張型頭痛の混合タイプもあるとか。緊張型の原因のひとつである『睡眠姿勢』を見直してみることは、頭痛改善の近道になるかもしれませんね。

もちろん、頭痛は脳の疾患による深刻な病気のサインの可能性もあるので、まず頭痛外来や脳外科を受診することが大切です。

美しい『立ち姿』で、寝返りが変わる。眠りが深まる。

睡眠姿勢を語る時に外せないのが『寝返り』です。私たちは一晩に平均20〜30回寝返りをうつと言われます。自然に寝返りを打ちながら、身体のすみずみに血液やリンパ液、関節液などの体液を循環させているとのこと。上手に寝返りが打てていないと、体液が滞り、頭痛や腰痛などのさまざまな不調が生まれてしまいます。また、寝返りには体温調節の役割もあり、質のよい睡眠の要になっているとも言えるのです。

そしてこの自然な寝返りとは、正しい睡眠姿勢が保たれていないとできません。では、どんな姿勢で寝るのが正しいのでしょうか?

理想的なのは、ずばり『立ち姿』。立っている時の身体は、頭から骨盤までが重力の方向に重なり合い、美しいS字ラインを描きながらバランスを保っています。このS字ラインを寝ている状態でもキープできれば、ストレスなく自然な寝返りが打てるのです。いつも「よっこらしょ」と無理に寝返りをうっていませんか? 眠っているときも『立ち姿』を保ち、自然な寝返りがうてるように心がけましょう。

とはいえ、起きている時と違って、寝ている時に自分の姿勢を意識することはムリな話ですね。そこで、寝ている間に身体を預ける、マットレスや枕などの寝具の存在がとても大切になってくるのです。

あなたのマットレスと枕の相性は『◎』?

それでは、理想の睡眠姿勢を実現するための、寝具選びのポイントをご紹介します。

・マットレスは『体圧分散』がカギ

頭、背中、お尻、ふくらはぎなど凸部にだけ圧力がかかる状態では、自然な寝返りも打てず、寝ても疲れがとれません。しっかり体を支えながら、身体にかかる圧力を全身に均等に分散する『体圧分散』機能を備えたマットレス選びが大切です。

・枕は『顎の角度が約5度下がる』のがベスト

枕は自然な寝返りのためにも、大変重要な要素です。マットレスだけではサポートできない頭と頚椎を支え、理想的な睡眠姿勢を叶えます。仰向けで寝た時に、顎が約5度下がるのが、綺麗なS字ラインを作るポイントです。

・マットレスと枕は一緒に選ぶこと

身長や体重、背中の丸み、頭の重さなどは人それぞれ。そしてマットレスによっても沈み込み具合が違えば、相性のいい枕もおのずと変わってきます。マットレスと枕はぜひ一緒に選んでください。

あなたの体型やお悩みにベストな寝具が見つかれば、毎日の不調も改善されるかも。いいお医者さん、いい薬との付き合いも大切ですが、頭痛の根本的な解決のためにも、運命の寝具との出会いをあきらめないでくださいね。

【参考文献】
『病は寝ている間に治す!』(学習研究社)
ティエスのタネ。 頭痛について

文/井田京子

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