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寒い季節に睡眠が浅いと感じたときはホット・ハーブティーでリラックス

これからの季節、心地よい眠りにつくためには、どんな飲み物で喉を潤すのが望ましいのでしょうか? カフェインレスの飲み物がよいことは何となくわかっていても、何を選べばよいのかよくわからないという悩める方に、冬にお薦めの身体にやさしい飲み物をご紹介します。

睡眠を妨げるNG成分は? 熟睡するために控えた方がよい飲み物は……。

就寝前にカフェインの入った飲み物がよくないことは知られていますが、そもそもカフェインの何が睡眠に影響を与えるのでしょうか?

カフェインには目覚めを促す覚醒作用や興奮作用があります。それだけではなく、利尿作用もあるので夜中トイレで目が覚めてしまうと安眠の妨げにもなります。カフェインは緑茶や紅茶、ココアなどにも含まれています。それぞれ100ml中のカフェイン含有量は、コーヒー(ドリップ)約90mg、紅茶・ココア30mg、煎茶・ウーロン茶は20mg。また、栄養ドリンクにもコーヒーに継ぐ量が含まれています。また、カフェインの効果時間は摂取後30分~6時間とも言われているので、夕方以降はできるだけカフェインレスの飲み物に切り替えた方がよいでしょう。

寝る前には、ホットミルク(牛乳)がお薦めという話もよく耳にします。牛乳には必須アミノ酸の一種である“トリプトファン”が含まれています。この成分が体内に入ると“セロトニン”という脳内物質が生成され、分解されるときに自然な眠りを誘発させる“メラトニン”に変化します。これが、ホットミルクがよいと言われる所以ですが、カルシウムの他、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミンなど身体に必要な栄養素がバランスよく含まれているため、牛乳は飲み物であっても固形の食べ物と同じように消化に時間がかかります。夜遅くにたくさんの牛乳を飲むと、胃もたれを感じ逆効果になることも。快眠のためには飲む時間に気をつけた方がよいでしょう。

では、清涼飲料水や野菜・果物ジュースはどうでしょう?このような飲み物には多量の砂糖が含まれているものが多いようです。糖分を多くとると高くなった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、血糖値が下がると今度はアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは血液の流れを増進させる働きや興奮作用をもつホルモン。糖分を多く含む飲み物も控えるべきでしょう。

睡眠が浅いと感じたときには時間を気にせずに飲めるハーブティーがお薦め。

カフェインが少なめで時間帯に関係なく飲めるのが『ホット・ハーブティー』です。種類豊富な中から眠りをスムーズに誘発するハーブをご紹介します。

ジャーマンカモミール

リンゴのような甘い香り。鎮静、保湿、粘膜保護、鎮静、消炎などの作用があり、“万能ハーブ”と言われている。ただし、キク科植物にアレルギーのある人は注意を。

リンデン(リンデンフラワー)

上品な甘い香り。高ぶった気持ちを鎮め緊張を解く作用がある。寝つけないときや発汗・解熱作用もあるので風邪のひきはじめにも効果的。

レモンバーベナ

爽やかなレモンの風味がある。指を洗うフィンガーボウルの香りづけにも使われる。神経の高ぶりを鎮め自律神経のバランスを整える。

エルダーフラワー

マスカットのようなやさしい味。気持ちの高ぶりを鎮め、緊張を和らげる作用がある。保湿作用が発汗を促し悪寒を鎮めるので、風邪やインフルエンザにも効果的。

冬にお薦めのホット・ブレンド・ハーブティー。

上記のハーブをそれぞれの茶葉で味わうというシンプルな方法もありますが、ハーブティーライフを充実させるために、お気に入りの茶葉をブレンドしたオリジナル・ハーブティーがお薦めです。ブレンドする場合、茶葉は1:1でお湯の中でゆっくりと抽出することがポイント。また、どうしても甘みが欲しいときには砂糖ではなく、天然の甘味料でどんなハーブにも合うハチミツを加えるとよいでしょう。

飲み物をホット・ハーブティーに切り替えることで、ハーブの効能効果と“深部体温”の仕組みを利用して、温かい飲み物で一度上がった体温が下がったときに、自然の眠りにつなげることができるのではないでしょうか。

【参考文献】
『専門医が教える 体にやさしいハーブ生活』(幻冬舎)
『「日経ヘルス」11月号 美と健康と心に効く飲み物』(日経BP社)
CAFY「寝る前の牛乳 いいの?悪いの? 知っておきたい体への影響」:https://cafy.jp/32163

文/高橋晴美

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