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心身の不調が診断できる! 大丈夫な夢、危険な夢の境目は?

誰かに追いかけられたり、高いところから落ちたり……

怖い夢を見てうなされる、なんてことはありませんか? また昼間起きた嫌なことを夢の中で再体験した、なんてこともあるかもしれません。

大抵は2~3日もすれば忘れてしまいますが、時には不眠やうつなどのサインであることも。

それでは、注意したほうがいい夢とはどんな夢なのでしょうか?

夢は神のお告げor精神状態を読み解くカギ?

古来より夢は、神のお告げや悪魔からのメッセージと考えられてきました。

近代には、心理学者フロイトをはじめとする研究者によって、夢が自分の精神状態や潜在意識を知るカギになることが明らかに。

医学的にも、夢は記憶を整理する、辛い感情が続かないようにリセットするなどの役割を果たしていることが徐々に分かってきています。

ただ、実際のところ、研究レベルで全容が明らかにされるのはまだまだ先の様子。

とはいえ臨床現場では、夢の内容を読み解くことが、睡眠障害やうつなどの治療に役立てられる事例が多くあるようです。

森下克也氏

心療内科医で「もりしたクリニック」院長の森下克也氏も、患者さんの診断の際に、夢の内容を手掛かりにすることがあるのだとか。

「長年の臨床経験から、ストレスを抱え、うつ病などに発展する可能性がある人は、夢にうなされることが多いと考えられます」と著書(『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』≪角川SSC新書≫)のなかで述べています。

そこで次章では、具体的な夢の内容や頻度などから、危険な夢の特徴を探ってみましょう。

長引く悪夢は心身の不調のサイン

全出の森下先生によると、夢の種類は2通りに分けることができます。

嫌な出来事をリアルに再現する夢

上司に叱られる、顧客から何度も激しいクレームを受ける等、昼間と同じ出来事が夢の中でも続いてしまうのがこのタイプの夢。

日頃自分が受けているストレスが、そのまま夢で再現されます。

この種類の夢の特長は、繰り返し何度も見ること。現実のストレスから離れても数カ月間も悪夢が繰り返されることがあります。

長時間継続すると、眠れない、眠りが浅くなるなどの不眠症状やうつ病に移行してしまう場合もあるので要注意です。

何かに追いかけられる夢

悪夢の典型である、必死で逃げているような夢。

時々見るくらいなら問題はないですが、こちらも頻繁に見るなら、不安や悩みごとが背景にあり、不眠などに繋がる可能性もあります。

また、こういった夢をよく見るタイプは、完璧主義の人に多いよう。追いかけてくる主体が、自分自身の象徴であり、自分で自分を追い込んでいるという構図のようです。

ここまで読んでみて、「自分の夢は危険かも」と思った人もいるかもしれません。

しかしこれらの夢を見るのは、心身がまだ抵抗力を備えているうち。重症化し、不眠症やうつ病などになったら、夢を見ることもなくなってしまうそう。

つまり、これらの夢は、これから進行して行く心身の不調を警告していると考えてもいいでしょう。

いかがでしたでしょうか?

もし悪夢が続くようなら、不眠や心身の病気に発展する前に、カウンセリングを受ける、ストレスの原因を探って取り除く等の対策が必要ですね。

せっかく見るなら、楽しい夢を見られますように……。

【参考文献】
『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』(角川SSC新書)
『いい睡眠があなたを10歳若くする』(青春出版社)

文/阿部桃子

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